出版社内容情報
元祖・話盛りすぎ男、ほらふき男爵! 『黒魔女さん』シリーズの石崎先生の新訳と、ほんわかかわいいイラスト60点で、男爵の『すべらん話』が現代によみがえる! 家族みんなで大爆笑、間違いなしです!
内容説明
『ほらふき男爵』だと!?…けしからん!実に、けしからん!それは、わがはいの大活躍をねたんだ者たちがつけた名前にすぎん。よろしい。ではこれから、わがはいの智恵と勇気にあふれた、冒険の数々を聞かせよう!ただし、これから語る話はどれもあまりにすばらしく、あまりにおもしろくて、食べることも寝ることも忘れてしまうほどだから、くれぐれも注意してくれたまえよ!ガハハハ!!小学中級から。
著者等紹介
ビュルガー[ビュルガー]
1747年ドイツ生まれの詩人。18世紀のドイツに実在したミュンヒハウゼン男爵が語ったものとして民間に伝わっていた冒険話を、編集した
石崎洋司[イシザキヒロシ]
東京都出身。『世界の果ての魔女学校』(講談社)で、第50回野間児童文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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千木良
3
いっておくが、いままでの話は、す・べ・て、ほんとうにあったことだ。だから、決して、わがはいを「ほらふき男爵」などと呼んではならぬ。「ミュンヒハウゼン男爵」と呼ぶように。 ―― 原書はビュルガー編の「Wunderbare Reisen zu Wasser und Lande: Feldzüge und lustige Abenteuer des Freiherrn von Münchhausen」。実在したプロイセン貴族ミュンヒハウゼン男爵が、フィクションを交え周囲に語った自身の体験談が原型だとか。2019/07/31
rie
2
かなりの自信家で、気持ちいいほど自分をほめたおす、ほらふき男爵ことミュンヒハウゼン男爵の冒険話。どれもこれもぶっとんだ、珍事件のオンパレードなのに、飽きたり呆れたりするよりもむしろ、次、どうなる? とどこかわくわくしてしまうのはなぜだろう? 何事もあきらめずに、前を向いていれば何とかなる! と思えるような作品。2015/07/05
てらさか
0
絵が牧歌的でかわいらしいので手に取った本。男爵の名前がミュンヒハウゼンで、病名の方を先に知っているので躊躇してしまった。2019/07/27