出版社内容情報
みらい文庫の伝記シリーズ第3弾は、清少納言と紫式部。平安の天才女流作家二人が、まるで21世紀の現代によみがえったように、自らの人生を語る…というスタイルで書かれた、新しい感覚の伝記です!
内容説明
「春はあけぼの(春は、明け方がいちばんステキよね!?)」…とても有名なこの一文ではじまる『枕草子』を書いた清少納言。光源氏という超イケメン☆が主人公の長編小説『源氏物語』の作者・紫式部。千年以上も前に生まれた彼女たちは、どのような人生を送り、これらの傑作をのこしたのでしょうか。清少納言と紫式部が、まるで、21世紀によみがえったように語りかけてくる、新しい感覚の伝記です!小学中級から。
目次
元祖!人気エッセイスト清少納言(下級貴族の娘;新しい世界へ;華やかな日々;悲劇の中で;思い出を胸に)
世界一のロングセラー作家!?紫式部(学者の娘;田舎暮らしと結婚;『源氏物語』と宮仕え;心おだやかに生きる)
著者等紹介
奥山景布子[オクヤマキョウコ]
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。日本文学の研究者。大学講師などを経て、オール讀物新人賞を受賞し、作家デビュー
森川泉[モリカワイズミ]
イラストレーター。会社員を経て、2013年からフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
9
《私-図書館》平安時代の人たちが、身近に感じた。2014/03/05
りるふぃー
5
生き生きとして…とてもわかりやすく、読みやすかったです!対照的な二人。2023/01/24
おーくら
4
娘のサンタさんから贈られた本。面白かった。読む前は清少納言の方にいい印象を持っていたけど、紫式部も好きになりました。二人が直接交流していたら仲良くなってもっと作品も増えていたんじゃないかな。2018/08/21
あかる
4
『時平の桜、菅公の梅』を読み、感動のままに作者の他の作品を探した。しかし本屋に子供向けのこの本しかなかったためとりあえず購入。前半は清少納言、後半は紫式部の2人が己の人生を語る形式の伝記。きゃぴきゃぴした口調で嬉々として宮仕えする清少納言、宮仕えにも積極的ではなくしっとりと自分の気持ちに向き合う紫式部。子供向けだが、かなり練られた企画で面白い。気になるのは挿絵の女性の髪がウェーブしていること…キャラ立てする訳でもないのなら、ストレートで書いてほしいな。2014/05/25
ゆったま
2
2人の性格が鮮明に描かれ、心や想像力の豊かさ、洞察力が伝わってくる。また、当時の生活や常識が良く分かります!
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