出版社内容情報
お母さんと一緒に読んでほしい、あの名作!
コバルトの大人気シリーズ『なんて素敵にジャパネスク』のみらい文庫版・第2巻。平安のおてんば姫・瑠璃姫。陰謀事件が片付いてほっとしたのも束の間、またまた事件に巻き込まれ…。
内容説明
あたしは都の名門貴族の娘・瑠璃姫、十七歳。幼なじみの高彬と婚約したものの、いろんな邪魔が入って、なかなか結婚できないまま。おまけに、あたしが巻き込まれた陰謀事件を一緒に解決した「鷹男の東宮」が新しい帝になり、どういうわけか、あたしにちょっかい出してくる。帝に気をつかって、高彬は煮え切らないし、どうすればいいの!?そんな矢先、またまた大きな事件が…!!
著者等紹介
氷室冴子[ヒムロサエコ]
1957‐2008年。北海道出身。コバルト文庫を中心に多くの名作を生み出した大人気作家。ドラマ化、漫画化もされた
佐嶋真実[サジママコト]
イラストレーター。ゲームのキャラクターデザインやトレーディングカードゲームのイラスト、小説の挿絵を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みとん
2
今回は初っぱなからハラハラ展開。何度目かの正直で、瑠璃が初夜を迎えようとしていた晩、瑠璃に帝からのラブレターが送られていたことが周囲に発覚。婚約者高彬は帝との三角関係を悩み手を引こうとするし、帝からの後宮への誘いはしつこいし。そんなとき、前巻の残党と思われる者からの復讐?で、瑠璃の家三条邸が火事で全焼。尼寺へ駆け込んでいた瑠璃は助かったが、犯人を捕まえると息巻く。妖しいくらい美しい僧が兵部卿宮の二の姫の前に姿を表すが、その正体は?・・・鷹男にはこれからも瑠璃たちにちょっかいを出していてほしいですね(笑)2015/01/11
UK
2
うーん確かにストーリー展開も楽しませてくれます。ターゲット読者と文体を変えれば別な小説に仕上がるかも。しかも登場人物がまだ十代だから成長していくんだね。コレをやられるとちょっと愛着が湧いてきてしまう。なるほどねえ、ティーンにウケたのも納得。3巻へ。2013/11/12
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- 和書
- 八方の楽屋のぞきめがね