出版社内容情報
不滅の一大冒険ロマン、登場!
休暇で楽しい航海旅行に出かけるはずだった15人の少年たち。しかし、船は嵐に巻き込まれてしまい、見知らぬ土地に……。待ち受けていたのは、子供たちだけのかこくな無人島生活だった!!
内容説明
6週間の楽しい航海旅行に出かけようとした少年たちは、嵐にまき込まれ、漂流してしまう。自分たちだけで何とかたどり着いた島は、誰もいない無人島…。島の川や湾、丘に名前をつけ、大統領を決め、ときには楽しんだりしながら無人島での生活をおくる少年たち。やがて仲間割れ、新たな漂着者による危機など彼らに次々と事件が起こり始めるベルヌの冒険物語。
著者等紹介
ベルヌ[ベルヌ]
ジュール・ベルヌ。1828年フランス生まれ。冒険SF小説の父
末松氷海子[スエマツヒミコ]
兵庫県生まれ。フランス児童文学の翻訳家・研究家
はしもとしん[ハシモトシン]
和歌山県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akane_beach
5
子供のために図書館で借りて来ました。抄訳で読みやすい。船が遭難して無人島でのサバイバル。善悪のはっきりした分かりやすい人物設定。一度は反発し合い別れるが、悪党の侵入に協力して立ち向かい友情を確認する。そして最後は救出され無事に故郷へ。今どきは複雑な人間模様を描く冒険物のアニメ等も溢れているので物足りないかなとは思いましたが、まぁ楽しく読めました。現在の様々な作品でもモチーフを使われる名作ですから一度は読んでみるべきでしょう。小6の子供も2時間くらいで読み終わり「あ〜面白かった」と言ってました。2013/05/28
ようこ
4
3年生の子から十五少年漂流記を読みたいというリクエストがあり、この本を調べてみる。作品の舞台の地図や船の図などが出ているし、文章にもルビがついているうえに、わかりやすい。黒人の見習い水夫モコや登場人物のブリアンについて触れているあとがきは大人が読んでも興味深い。いくつかの国をバックグラウンドにもつ子どもたちが喧嘩し、しかし結果的に一丸となって共通の敵に向かい協力するというテーマは古くなりこともなく今も生きている。あと、登場人物の特徴などについての図か解説があったらわかりやすいかな。2014/01/19
Kaori Yamamoto
3
15少年漂流記。読んでみたいけど取っ付きにくいなぁ。と思ってたら、「これは集英社みらい文庫だからきっと読みやすいよ」と娘が借りてきた。確かに読めました。あっさりしていたけど読めた事が嬉しい。2016/02/28
ようこ
2
新潮文庫版を買ったものの、登場人物が多すぎて整理できず、みらい文庫版へ。可愛いイラスト付きで分かりやすい。訳がかなり要約されているのか、物語はあっさりめでしたが、少年たちの冒険に十分わくわくできました。若いのに、みんな生存能力高いな〜。細かいところは新潮文庫版で補完しよう。2016/08/22
mahueyk
1
海底二万里のジュールヴェルヌの作品。 15人の少年達が、夏休みに6週間かけて船の旅に出た。 しかし、ある出来事をきっかけに漂流してしまう。 作家が探検家を夢見て、叶わぬ夢を小説に託した作品。児童文庫で読んだのだが、とてもドキドキさせられる作品になっている。 友情、協力、仲間割れ、少年たちがいろんなことを経験し成長していく姿に、胸が躍った。2019/11/16
-
- 電子書籍
- CAPA(キャパ) (2025年6月号)