ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸

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ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸

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  • サイズ B5判/ページ数 56p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784082990152
  • NDC分類 K369
  • Cコード C8791

出版社内容情報

絵:ベン・シャーン  
構成・文:アーサー・ビナード
装丁:和田誠

ベン・シャーンの名画が絵本になった。
米国の国民的な画家ベン・シャーンの『石に刻む線』と、詩人アーサー・ビナードの温かく力強い言葉が、第五福竜丸を通して、反原水爆を訴えます。子供から大人まで。読んで考え、語り合って下さい。

内容説明

まえからうわさはながれていた。アメリカが水爆という爆弾をつくって、それをどこか南の島でためすかもしれないと。マーシャル諸島のビキニ環礁で、3月1日夜あけまえに爆発させたのだ。広島で14万人をころした原爆より、1千倍も大きい爆弾だ。リトアニア生まれのアメリカ美術の巨匠と、アメリカ生まれの日本語詩人が、歴史の流れを変えた日本の漁師23人といっしょに乗り組んで、海に出る。

著者等紹介

シャーン,ベン[シャーン,ベン][Shahn,Ben]
20世紀のアメリカを代表する画家のひとり。1898年、リトアニアのコブノに生まれる。7歳のころアメリカへ移民。石版工として働き、ニューヨーク大学、ナショナル・アカデミー・オブ・デザインなどで学ぶ。1930年にドレフュス事件を、また32年にサッコとヴァンゼッティ事件をテーマに連作を描き、人々の心を動かした。34年から美術家同盟機関誌「アート・フロント」の編集部員となり活躍の場を広げ、35年から農業安定局のカメラマンとしてアメリカ南部・中西部を回る。庶民の生活を見つめ、約6000枚の写真を撮影。その後、壁画や舞台装置を制作する一方、イラスト、ポスター、諷刺画なども多く手がける。1957年から58年にかけて、月刊誌「ハーパーズ」で物理学者ラルフ・ラップの第五福竜丸に関するルポルタージュに挿絵をつけ、それがタブロー画の連作Lucky Dragon Seriesへと発展する。1969年没

ビナード,アーサー[ビナード,アーサー][Binard,Arthur]
詩人。1967年、アメリカのミシガン州に生まれる。20歳のころヨーロッパへ渡り、ミラノでイタリア語を習得。ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。2001年、詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞受賞。2005年、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あん

84
『ラッキー・ドラゴン』という吹奏楽曲の背景を調べるうちに、この絵本に辿り着きました。ベン・シャーンの絵も、アーサー・ビナードの詩も圧巻で、読み終わった時自然と涙が溢れました。私たち日本人が「知らないでは済まされない」、第五福竜丸が遭遇した水爆実験の真実が描かれています。今こそ沢山の人に読んで欲しい、素晴らしい本に出会えました。2017/01/08

gtn

43
久保山さんのことを「わすれるのをじっとまっているひとたちもいる」と警句を吐くのが米国人であるところに希望がある。2020/10/24

Nobuko Hashimoto

34
学生に教えてもらった本。2022年春に東京まで第五福竜丸を見に行って何冊か購入したというのに、この本には気づかなかった。不覚。教えてくれた学生に感謝。画のベン・シャーンは1898年リトアニアのカウナス生まれ。両親ともユダヤ系。7歳のときアメリカに移住。社会問題をテーマにした画家。この本は、第五福竜丸事件をテーマにした連作にアーサー・ビナードが文を付け構成したもの。核実験による被曝に対する強い怒りを伝えている。2022/08/30

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

28
アメリカの水爆実験の被害に遭った「第五福竜丸」事件をテーマにした連作の絵に、文章をつけて絵本にしたもの。やさしい言葉遣いでありながら核兵器の恐ろしさが静かに迫ってきて、日本人として忘れてはならない被曝の事実があることに気づかせてくれる。けれども現実に目を向ければ、いまだに核兵器はなくならず、被爆国・日本でさえ核武装するべきだという意見まである。それだけに“事件を忘れるのをじっと待っている人たちもいる”との言葉が深く問いかけるように重く響く。多くの人の手に渡り、忘れてはならない記憶が広がってほしいと思う。2012/02/29

とよぽん

27
第五福竜丸に関する絵本3冊目。絵はベン・シャーンという20世紀アメリカを代表する画家。文は、アーサー・ビナードというアメリカ人が日本語で書いたそうだ。アメリカの人によってつくられた第五福竜丸の絵本ということに、まず驚いた。ベン・シャーンの絵は迫力と鋭さがあり「社会の語り部の役割」を果たした画家だったという評にも納得がいく。市立図書館の、書庫に入れられているのがもったいないと思った。2017/07/22

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