出版社内容情報
「私の話を絵にしてごらん」世界のすみずみを照らす月が、貧しい絵描きに語った楽しい話、悲しい話の数かず。夢誘うメルヘンの世界。
内容説明
今夜もまた、月がわたしに語りかける…パリの宮殿、ベニスの運河、砂漠のキャラバン…。世界中でみつけた小さな愛の物語集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん@道北民
3
図書館本。最早どの本で紹介されていて興味を持ったのか忘れてしまったけれど、童話(カテゴリとしては小説?)をあまり読んで来なかった自分がこの年で読むには、頭が固すぎたかも?こんな感じで終わるのか、とか、この話にはどんな意味が?とかつい考えてしまう。でも文章が美しく、月光が窓から部屋の中に差し込む情景がありありと浮かびました。あれは月の視線でもあり触れる事でもあるのね。私は夏夜の月光浴が好きです。夜に読むのが雰囲気としてはよいですね、やはり。今更ながらに色んな訳者で出てるから比べてみても良いかと思った。2025/09/14
ヨモギ
1
図書館から借りた子供向けの本。活字が大きいので読みやすいと期待して。 月が見たことを静かに語り、また画家が月のかわりに語るところもある。 活字大きいから眠れぬ夜更けに静かに読んだ。 いずれの話もショートショート。 絵のない絵本のショートは、一つずつ余韻を味わいながら、ゆっくりと~。 2015/06/07
夏花
1
紅玉いづきさんの「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」を読んだ時から気になっていたアンデルセン。「絵のない絵本」と「人魚姫」が納められた本でした。アンデルセンさんって「マッチ売りの少女」や「雪の女王」など、幼いころから知っている童話を書いた人だったんですね。ずっと親しんできた本の作者さんだとわかり、なんだかうれしくなりました。2013/08/18