内容説明
あるとき、ふとしたことから、王子と、こじきの少年トムとが、入れかわってしまいました。まずしかったトムは、きれいな服を着て、ゆめにまでみた宮殿の中へ。ほんとうの王子は、ぼろぼろの服を着て、きゅうくつな宮殿をぬけだして、町へ出てしまったのです。ふたりは、これから、どうなるのでしょう?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
7
《私-図書館》二人が、そっくりでなかったら、二人は入れ替わらなかったかもしれない。でも、そのお陰で、二人は、成長できたのかもしれない。2018/01/24
ゆるまる子
4
子どものための世界文学の森シリーズ6。ふとした事から、王子と、こじきの少年トムが入れ替わる。ファンタジーのような話かと思ったら顔が似ていて服をとりかえよう。と言う王子の提案からはじまる話でした。お互い立場が違う事で感じる世の中の事。そして、王と知らずに接するヘンドンの優しさなど、入れ替わらなければ知らない事が沢山あった。素敵なお話です。2021/12/26
Y
2
ガラスの仮面から気になって読んだ本。卑怯な人が残らない、正々堂々とした清々しい物語。エドワードとヘンドンのやりとりは途中から愛が深くて感動した。トムが王子の姿で母親を見かけたシーンは心が痛かった。リアルはこんなうまいこといかないだろうけどワクワクとハラハラと感動がある。2022/11/15
大島ちかり
2
ありがたい名作だと思う。実在する王子だったらいいのに。 イギリスの政治は本当にそんなひどかったのかな。2008/03/13
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1
このお話は結構お気に入り