感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
22
★★★★宗教改革、大航海時代、イギリスの絶対王政など、大きな時代のうねりを感じた。少し遡り、メディチ家の庇護のもと、ダ=ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらルネサンス文化が花開く。戦争の多い歴史の中でほっとする一コマ。芸術が栄えた影の立役者は、良い作品を褒めできの悪い作品を批判した、鑑識眼のある人々だったという。よい目を養いたいものだ。2016/01/31
Jiemon
4
応仁の乱1464~江戸幕府鎖国1648の200年間の欧州。伊ではメディチ家をパトロンにルネッサンス始まる。ダビンチ、ミケランジェロ、ラファエロ活躍。その動きがアルプス山脈を越え神聖ローマ帝国(独)においてルターの「95ヶ条の論題」1517を始めとする宗教改革に発展。1618-1648帝国内で30年戦争。神聖ローマ帝国とカトリック教会の力衰退。海では大航海時代の幕開け。コロンブス1492米大陸到達。ガマ1498印に到達。マゼラン一行世界一周1522。英、アルマダで西の無敵艦隊を破り1588、制海権を握る。2015/11/23
白義
4
ルネサンスからアルマダ戦争までの、西洋史の転換期をミケランジェロやエリザベスなど苛烈な個性の元に描いている。大航海時代や宗教改革、30年戦争を彩るいろいろな人物を上手い具合に漫画のなかで消化していてさすがに老舗のノウハウを感じる。ルター以降わりと素朴な権力者対農民図式が前に出まくりだがわりと学習漫画ってそんな感じである2013/04/03
つっきーよ
2
1453年にオスマントルコがコンスタントティノープルを陥落させた事で以前ほど自由に貿易できなくなった。新しい貿易ルートを探すために、スペインは西側航路、ポルトガルは東側航路で新しい貿易先を探した。また、イタリアを中心に生まれたルネサンスだが、宗教改革にも繋がり、ドイツではルターを中心としたプロテスタント、スイスではカルヴァン派、イギリスではイギリス国教会がそれぞれ生まれた。それにより、宗教戦争が激化し、1618年の30年戦争の結果により教会の影響力は以前より弱くなった。2024/01/03
はぴたくぽん
2
自宅本。息子1人読み。2020/03/12