出版社内容情報
学漫初登場! 宝塚歌劇団を作った実業家
阪急阪神東宝グループ創始者の生涯を描く一冊。小さな頃から強いリーダーシップを持ち、時代の波をかきわけて次々と新しい仕事術を生み出していった一三。「ビジネス発明家」としての一生です。
目次
宝塚歌劇一〇〇年の歴史
自立心の芽ばえ
小説家への夢
ふたりの上司
運命のとき
清く正しく美しく
一三が残したもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
ビジネスや経営について興味関心を持ち始めた今日この頃、図書館で「マンガ ビジネス」と蔵書検索して出てきたのが小林一三さんだった。阪急と宝塚歌劇団の生みの親として超有名な人で、仏文学者の鹿島茂さんが「日本が生んだ経営イノベーター」として著作を出している。ただ単に鉄道路線をキープするのではなく、だったら人が乗りまくる鉄道にしようじゃん、ということで、宝塚劇場、レジャーランド、駅ビル、ビジネスホテルをつくり、住宅ローンサービスも始めちゃう。こういう人をイノベーターと呼ぶんだね、と大いに納得した。2024/07/23
霞
10
最初は、何した人だろうと気になって借りたけど、宝塚作った人だったんだな~と、思った! 2020/09/22
ぴたこ
6
素敵な方だなぁ。胆大心小。慎重かつ大胆な発想と行動。忙しくても文化的な趣味を楽しみ続けることを忘れない。一部の方のみでなく、みんなが楽しめるようにという判断。ビジネスの天才!日本のみんなの生活がよりよくなるようにと生きた方。小林一三さんが作られたもので、幸せになった人は多くいる。今の時代に生きてきたら、どんなものを生み出すのだろう。2024/07/06
kaharada
5
人々の生活には楽しみが必要だ。未来に力を貸す。 銀行員としては14年間出世しなかったけど、実業家になって花開く。動物園やレジャーランド、駅ビル、住宅ローンやビジネスホテル、今ある街づくりの原点が小林一三にあるとは知らなんだ。 ソーライスって発想斜め上ww 仕事一辺倒でなく、楽しみや未来を大事にしてるところが、独特なパーソナリティだ。 ただ息をしてる生き方ではなく、心をどこかに向けて進む行き方を大事にする。2023/05/03
ゆうぴょん
3
小5娘。阪急と宝塚歌劇団を作った小林一三の伝記。子供の頃の複雑な家庭環境、学んでいくうちに思わぬきっかけで銀行員へ。いまいちうまくいかないとなりつつも人との縁に恵まれ、また人を引き付ける才能もあったのであろう。 鉄道に客を呼ぶために何を付加価値としてつけるといいのかというビジネスの発想が素晴らしい。2023/02/04