出版社内容情報
さっそうと歴史に登場した女性パイロット
20世紀のはじめ、空を飛びたい、という夢を実現させ、女性初の大西洋単独横断という大記録を打ちたてた女性の生涯。できることは何でもやる、という言葉とともに女性に新たな職業の道を作っていく。
内容説明
20世紀のはじめ、飛行機のはじまりの時代、女性として世界ではじめて飛行機で大西洋を横断した女性がアメリア・イヤハートです。アメリアは1928年に乗組員として、1932年には単独での大西洋横断に成功し、アメリカの「新しい女性」のシンボルとなり、女性の権利拡大のためにも働きました。子どものころから「自分のやりたいこと」を探しつづけたアメリアは、23歳で飛行機と出会い、その魅力にとりつかれ、つぎつぎと記録を達成していきます。現在でもアメリカで絶大な人気をほこる伝説の女性飛行家、アメリア・イヤハートの39年の生涯を漫画で紹介しましょう。
目次
あこがれ
子ども時代
自立心のめばえ
訓練の日び
パトナムとの出会い
大西洋への挑戦
世界一周飛行
ラストフライト
著者等紹介
青木冨貴子[アオキフキコ]
ジャーナリスト・作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
顔があまりにも似ているので、自分の中で女性なのにリンドバーグと混合されてた女性パイロット、娘さんデビューです。リンドバーグやライト兄弟の前にこの女性の伝記を読めるんだもんなあ。いつも自然体で男女どちらにも愛されたというこの女性がとても素敵な絵で紹介されていて、読んでいてとても楽しかったです。最後は悲しいけれど、冒険の神様と一緒に次の女子の冒険を見守っているのかもね、と娘とお風呂で話しました。支え続けただんなさんも良いなあ。2021/02/24
lily
11
初めて大西洋横断に成功したアメリカ人女性飛行士アメリア・イアハートの伝記。女性参政権が確立したものの未だ保守的な傾向が目立つアメリカにおいて「レディ・リンディ(チャールズ・リンドバーグの女性版)」と呼ばれショートカット姿やファッションが当時の女性の憧れとなったイアハート。気さくな性格に加え飛行機にかける情熱はルーズベルト大統領夫人をも虜にしたという。世界恐慌の足音が忍び寄るアメリカにとっての希望の光だったのだろう。「世界はわたしの心を自由にする永遠の遊び場、命を懸けてもおとずれたい神さまの庭なの。」2025/01/10
piyちゃん♡
6
飛行機で世界を渡るのは、当時の人にとってはすごいことだったんだなと思った。若くして亡くなってしまったけど、彼女はいつまでも周りの人の心に残り続けると思った。2021/12/25
スゲ子
6
「世界はわたしの心を自由にする永遠の遊び場、命をかけておとずれたい神さまの庭」アメリアが大西洋横断途中、雲の上でつぶやく言葉が本当に美しい。彼女の最期は悲劇的だけど、時期的には太平洋戦争の直前で、もしかしたらこの時が純粋に空を飛べた最後の時だったのかな、と思うとそれはそれでつらい。それはそうと夫パトナムとの成熟した関係がカッコいい。愛とビジネスが両立してる。あとショートヘアが素敵なんだけど、お母さんにバレないように少しずつ髪を切っていったエピソード好き。いやバレるよ!2020/12/21
まみか(再登録)
5
マハさんの本繋がりで。やはり、マハさんのお話がすごく思い出される。『翼をください』また、読みたいな。2018/03/08
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