感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
169
アガサは幼時から婆やに蠟燭トリックを使った殺人のお話をしていたという。十代で小説を書き始め、隣人だったフィルポッツの指導を受ける。陸軍軍人と恋に落ち結婚。戦時中の薬局勤めから毒薬の知識を得、偶々見かけたベルギー難民の小柄で気取った男に目を止めたことから、ストリキニーネを用いた『スタイルズ荘事件』とポアロが生まれた。『アクロイド殺し』への批判、母の死、夫の背信…など逆境のころに失踪し、最初の夫とは別れた。一人でオリエント急行に乗り、あちこち旅行して沢山のアイデアをつかむ。そして二番目のすてきな夫と出会った。2022/05/05
Aya Murakami
95
図書館本。 クリスティーさんって失踪事件があったんですね。原因は母の死が有力候補…。身内の死は堪えますからね(現在祖母が意識不明なので妙に気になる内容でした)2021/11/05
山田太郎
27
娘が図書館で借りてきたのを借りて読む。もう少しドロドロしててもいいような感じですが、あまり小学生にきついものは見せれないかなと思いつつ読む。すごいエネルギッシュな人だったんだなと。よく考えるとアクロイドと誰もいなくなったくらいしか読んでない。ちょっと読んでみようかと思った。2021/08/08
kamome46
19
クリスマスにはクリスティーを!恥ずかしながら、クリスティーの作品は『オリエント急行』と『そして誰もいなくなった』しか読んだことがない。66冊もの長編があるという。ぜひとも完全読破したいものだ。(無理)。名探偵ポワロっていうのは、ポワロっていうミステリー作家だと勘違いしていた。バカだ。同様に、シャーロックホームズは、シャーロックホームズというミステリー作家の名前だと思っていた。謎の失踪事件とか離婚のこととか、「ネズミとり」とか、いろいろ知れて良かった。豊かなイギリス社会がうんだ天才なんでしょうね。2021/12/12
シチミ
7
死ぬまで作品を書き続けた人。父親が理解ある人で、かつ早くに亡くなるパターンが、女性の偉人にとても多い。ただアガサの場合は、母やきょうだいも理解あるタイプで、全体的に暖かい。 薬剤師の免許を取って小説に生かしたり、考古学にも取り組んでそれも小説に生きたりと、バイタリティーの塊のような人。2021/05/09