出版社内容情報
第18巻は、「占領された日本」《昭和時代 3》
1945年8月に戦争はおわり、連合国が日本を占領しました。食べものがなく苦しい時代でしたが、日本人はしだいに元気を取りもどし、国際社会に復帰します。
<もくじ>
第1章 GHQとマッカーサー
第2章 日本国憲法の制定
第3章 焼けあとの生活と大衆運動
第4章 冷戦のはじまり
第5章 講和への道
たなか じゅん[タナカジュン]
安田 常雄[ヤスダツネオ]
鍋田 吉郎[ナベタヨシオ]
内容説明
第二次世界大戦に敗北した日本の飛行場にマッカーサー元帥がおり立ちました。連合国の代表として、日本を占領支配するためです。当初は日本の政府をなくして、連合国の軍隊が直接統治するという案もありましたが、日本の外務大臣や役人が必死にていこうしたこともあって、天皇制や日本政府は残りました。食べもののない苦しい時代でしたが、民主的な新しい憲法を定め、日本は再出発をします。
目次
第1章 GHQとマッカーサー
第2章 日本国憲法の制定
第3章 焼けあとの生活と大衆運動
第4章 冷戦のはじまり
第5章 講和への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
73
1章、GHQとマッカーサー、2章、日本国憲法の制定と公布 3章、焼け跡の生活と大衆運動、4章冷戦の始まり、5章 講和への道。日本国憲法の3大原則・主権在民、平和主義、基本的人権の尊重。3大原則は次第に薄れてきている今の日本。2019/06/11
Carlyuke
41
子供向けの学習まんがのアメリカが日本を占領している時代のもの。簡略化されている分重要なところに絞ってまとめられている。新しい本らしくこのシリーズでは聖徳太子は厩戸王となるようだ。この間TVでやっていた吉田茂のドラマがとても面白く, この時代にとても興味があるのだと気づいた。分かりやすかった。2020/02/27
たまきら
32
背表紙で「荒木先生!?」。家で夫も「マッカーサー…?ディオ…?ふおっ!荒木先生!?」あはははは。GHQをGo Home Quicklyね、知らなかったなあ。ここまで子供用の歴史本が取り上げるようになったんだ!と思ったのが松川事件。今一番有力な説は紹介されませんでしたが、掲載されているだけでもびっくりかな。現在につながる問題の影にも、先人が良かれと思って選択した道があり、歴史をこのように学べることの面白さを再確認した。再確認したけど、表紙だけ荒木先生とか…ま、ゴゴゴな歴史漫画も大変だろうけどさ…。2022/02/10
がんぞ
5
書名「占領された」は画期的。“無条件降伏”とあるが、軍隊の降伏を国家解体とすり替えた。「連合国内部で天皇を戦犯にせよという声」憲法押し付けの人質。「日本人起草と発表せよ」。他国人が元首を裁くとしたら国家ではない。共産党は半分以上朝鮮人、在日はほとんど南部出身、吉田茂は韓国に送り返そうとしたが李承晩が拒否、李王家も/朝鮮戦争勃発でようやく占領終了の動き。非武装の補完の日米安保は米軍が守りたければ守る、内乱にも出動する(もちろん無問責)/ソ連は日韓から米軍撤退で日本海領海化目論見/返り討ちのはずの北鮮軍は強く2019/09/22
白いカラス
3
戦後日本が旧ドイツや朝鮮半島のように分割統治されず、米国に統治されたからこそ今の日本の繁栄があると思います。2019/10/25