内容説明
開国か攘夷か…。「黒船」来航と外圧に激動する幕末。半植民地化への危機意識がたかまるなか、人々は近代日本への道を模索する。ジョン万次郎、ジョセフ・ヒコそして庶民の記録をもとにペリー来航から維新前夜までを実証的に描く。
目次
第1章 海に囲まれた幕藩制国家
第2章 「黒船」来航
第3章 開国
第4章 安政の大獄と尊攘運動の展開
第5章 列強との戦いと半植民地化の危機意識
第6章 討幕派の論理の形成
第7章 幕藩体制の変容
第8章 「万国公法」と世界
第9章 西南雄藩と幕府
第10章 倒幕