内容説明
王城の地、平安京を舞台に、藤原道長が栄華を極め、后たちのサロンからは『源氏物語』『枕草子』などの王朝文学が誕生。さらに極楽浄土への想いとともに、宇治の平等院をはじめとする一大文化が花開いた。しかし、時代は摂関政から院政へと移行し、豪奢な暮らしを誇った貴族社会は「保元の乱」を契機に、やがて「武者の世」にとって変わる。日記や絵画史料をもとに、王朝人の社会と生活を再現する。
目次
はじめに 王朝の世界へ
第1章 栄華への道
第2章 覇権の座と摂関政治
第3章 都市民の暮らし
第4章 受領の世界
第5章 王朝の才女
第6章 海を越えて
第7章 末法の到来
第8章 都鄙の文化
第9章 摂関政治から院政へ
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