内容説明
浄瑠璃や歌舞伎狂言の作者としてすぐれた作品の数々を書きあげた日本最高の戯曲作家近松門左衛門の業績をとらえ、いまもなお上演されている彼の作品を通してその美学と江戸時代人の生態にせまる。
目次
からくり・手妻
近松門左衛門の世界
『四条河原芝居歌舞伎図巻』
『心中天の網島』―作品紹介
『女殺油地獄』―作品紹介
人形の首
『国性爺合戦』―作品紹介
人形浄瑠璃の舞台
『けいせい仏の原』―作品紹介
近松 愛と死の風土
近松門左衛門の生涯
絵巻『上瑠璃』
浄瑠璃本の挿絵―浄瑠璃史に関連して
上方の女―西川派を中心として
お家騒動
元禄・享保期の芸能
浪人とかぶき者
近松主要作品解題
近松年譜