出版社内容情報
『ART GALLERY テーマで見る世界の名画 (全10巻)』
名画を「テーマ別」に、観て、読む、まったく新しい美術全集誕生!
『肖像画 姿とこころ』
誰もが目にしたことがある英雄の顔、王侯貴族の顔、美女の顔…。人物の内面にまで深く入り込む、肖像画の本質に迫る。
<目次>
第1章 肖像画の歩み
第2章 さまざまに生きる人間像
第3章 家族・群像そして自画像へ
責任編集 大高保二郎(早稲田大学名誉教授)
エッセイ 伊集院 静(作家)「肖像画の旅」
ある視点 荒木飛呂彦(漫画家)「荒木流! 絵画鑑賞術」
『ART GALLERY』監修者
青柳正規(前文化庁長官、東京大学名誉教授)
木島俊介(ポーラ美術館館長 Bunkamura ザ・ミュージアム プロデューサー)
中野京子(ドイツ文学者 美術評論家)
内容説明
誰もが目にしたことがある英雄の顔、王侯貴族の顔、美女の顔…。人物の内面にまで深く入り込む、肖像画の本質に迫る。
目次
第1章 肖像画の歩み
第2章 さまざまに生きる人間像
第3章 家族・群像そして自画像へ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
74
1839年ダゲレオタイプによる写真が発表されるまで、夥しい肖像画が描かれてきた。中世における肖像画は、物語画に比べ一段下と見られていた。しかしルネサンス以降、個人の肖像画も描かれ、さらに自画像の成立もこの頃である。ヤン・ファン・エイク、カラヴァッジォ、ベラスケス、フェルメール、アングル、ピカソ等々、肖像画は人間を描く。まるで人間の肖像から内面を覗き込んで、本質を捉えようとするような絵画の数々。その中でも、ゴッホの自画像が一番心に迫る。しかし、本物の絵画の前に立って作品を眺める至福には何事も変え難い。2020/07/13
もだんたいむす
6
堪能した。2017/11/29
takakomama
3
「肖像画のあゆみ」「さまざまに生きる人間像」「家族・群像そして自画像へ」 私が実物を鑑賞した絵画は3枚?この間、プラド美術館展で観たプリンスに再会しました。モデルと目が合って、見つめ合うひととき。2018/03/27
k
2
古代の壁画、モザイクから始まる肖像画を堪能した。ファン・エイクやベラスケス、シャガールが好きだけど、ポッライウオーロの「若き婦人の肖像」もお気に入りになった。荒木さんのおっしゃる「瞳の中の点」はなるほどと思い、他の絵にもあるなと探してしまった。「教皇イノケンティウス10世」を、見に行かれた話を読むとますます実物が見たくなった。2020/11/12
SK
2
72*大型の画集なのだが、それでも細部が見にくい作品がある。元の絵画のサイズが大きいので、仕方がない( ノД`)… 伊集院静氏の絵画鑑賞に予備知識はいらない、「絶望の淵から創造物は誕生しない」という意見には賛同できない。2019/03/11