出版社内容情報
ツチハンミョウの不思議な一生にびっくり!
2巻下ではキイチゴの茎に巣を作るツツハナバチについて面白い実験をします。また恐ろしい毒グモを狩る勇敢なベッコウバチの生態やツチハンミョウの不思議な一生を観察して画期的新発見をしています。
内容説明
ハチに乗ってどこに行くのか土ハンミョウの危険な旅。博物学の不朽の名著、完訳版。
目次
10 昆虫の心理についての短い覚え書き―本能は類推する力をもたない
11 ナルボンヌコモリグモ―毒牙で獲物を一撃する
12 ベッコウバチ―クモを捕らえる狩りバチ
13 キイチゴに住むミツバツツハナバチ―巣からの脱出の順序
14 スジハナバチヤドリゲンセイ―スジハナバチに寄生する甲虫
15 スジハナバチヤドリゲンセイの幼虫―ハチの巣にたどり着くまで
16 ツチハンミョウ―花で宿主を待ち伏せる
17 ツチハンミョウの過変態―次々に起きる思いもよらない変身
著者等紹介
ファーブル,ジャン=アンリ・カジミール[ファーブル,ジャンアンリカジミール][Fabre,Jean‐Henri Casimir]
フランスの博物学者。1823年、南仏ルーエルグ山地のサン=レオンに生まれる。少年時代から生活苦と闘いながら勉学にいそしみ、師範学校に進学。教師になってからも独学で数学、物理学、博物学を学び学士号を取得。昆虫の行動観察に目ざめ、研究論文を次々に発表。五十五歳のとき、広大な庭をもつセリニャンの家に移住。自らアルマス(荒地)と名づけた自宅兼研究所で昆虫の観察に打ち込む。その前後三十年間の記録が『昆虫記』(全十巻)である。1915年、アルマスで永眠。享年九十一
奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
フランス文学者。作家。1944年、大阪市に生まれる。東京大学仏文科卒業、同大学院修了。主な著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB紀行文学大賞)などがある。ファーブルについての著作も多く『博物学の巨人アンリ・ファーブル』、ジュニア版『ファーブル昆虫記』(全八巻・産経児童出版文化賞)などが多くの人に愛読されている。「NPO日本アンリ・ファーブル会」を設立。東京の自宅に昆虫の標本やファーブルの資料を展示する「ファーブル昆虫館」を開館。埼玉大学教授。日本昆虫協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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