内容説明
神と悪魔と狭間にひしめく人間の悲喜劇。
感想・レビュー
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風に吹かれて
16
船が難破するとクルーソーは孤島に、ガリヴァは、小さい人々が暮らしていたり大きい人が棲んでいたり、天空の島ラピュタだったり、そしてヤフーという人間らしい生き物を使役している馬の国に到着したりする。クルーソーは聖書を読み神に守られていることを感謝し、ガリヴァは馬との会話でわれわれ人間はヤフーにも劣る醜悪な存在ではないかと人間界での生活から離れようとする……。噂には聞いていたが、小さい人や大きい人との交わりでガリヴァ理解を終えてはならない。ガリヴァの人間批判は触れておかなければならないものだと思う。⇒2021/06/14




