内容説明
テレビの料理番組でおなじみの著者が綴る80年の前向き人生。
目次
第1章 夢多き少女時代
第2章 理想的な夫婦と言われた20年間
第3章 戦前戦後の混乱期と離婚
第4章 人形と料理屋の女将の間で
第5章 70歳代の日々
第6章 菜魚の食味歳時記
第7章 暮らしの中の木の香り
付章(年を経てもなお輝く「月」;敬愛する叔母、なを)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あるぱか
2
食エッセイの紹介で気になった本です。大半をその半生や考え方の紹介でした。才能のある人はひと花でもふた花でも咲かせることができるんだなぁと感心しました。お料理の部分は今でいう創作和食に献立内容でとても美味しそうでした。詳しい作り方が書いてないので、作れそうにないのが残念です。2022/05/15
むさみか
1
阿部先生の自伝的エッセイ集です 1992年出版 23年前ですね でも それ以上に年代を感じる 落ち着いた装丁。ほっこりするいいレシピです2015/10/05
ぽわぽわ
0
毎日を大切にすごしていくこが根底です。2016/06/26
yuma
0
ものをいたわること。捨てられてしまうものに、命を与えること。自分の畑を持つ幸せ。2015/06/12
いそぴ
0
『このレシピがすごい』で紹介されていた阿部なをさんの記述に魅かれて読んでみた。幼少期の、戦前の豊かな商家の暮らし振りから松坂屋の中に料理店を出すまでの自伝で、興味深く読めた。生活の全てにひたむきに、決して手を抜かない姿勢は素晴らしいが、読んでいて息苦しいほど。刺激、プラス勉強にはなった。2020/03/18