利休の佗び茶

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784079297240
  • NDC分類 791.04
  • Cコード C5076

目次

禅と佗び
反骨精神としての佗び
佗びと詫び
利休の佗び
茶の湯は美しい
なぜ茶の湯が栄えるのか
ほろ苦きお茶の味
失われてゆく日本
茶を点てることのむつかしさ
茶杓は佗び茶の象徴
柿にまつわる話
古いものほどよい
茶人の美意識
再び、古いものほどよい
日本の美
欠陥の美―陶工杉本貞光君のこと
仏法と花
『南坊録』か『南方録』か?
祭り釜
茶に教えられること
冬の茶事
坊主の茶
数寄者ふたり(北村謹次郎氏と湯木貞一氏)
浜本宗俊氏の茶事
暗さ礼賛
日本と私(イラン大学講演)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

4
著者は現代批判を通じて、日本的文化が崩れつつあることについて警笛を鳴らしている。日本の風土は、他よりすべてを入れて不必要なものは捨て、必要なもののみとり上げ、さらに日本の生活に適するものにしていくこと。茶をもって一つの作法を定め、幽玄性、素朴性等を自由に使うようになった。侘びの精神は、十のところを八でしんぼうしなさい、そうすれば二は残るでしょうという考え方。美とは自然、余計なものをとり除き、除きえぬもののみの造作物。今の自分についている不必要なものは何か?2014/11/29

デビっちん

3
西洋科学から産み出されたものは最新のものが良い。一方で、年月に照らしてその退色の美しさを良しとする日本の美は、とうてい新品で織り出せるものではない。日本人が究極的に求める美は、欠陥の美。数寄とは奇数、割り切れぬものに対しての言葉。割り切れぬ世を割り切り、わずかに支えていくのが数寄者の面目。取り合わせがうまく運ばれると、そこにおかれているささいなものに万鈞の重みが出てくる。調和の中の不完全さを美とする日本人は奥深いものだと感じた。2015/03/19

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