内容説明
いかに寝ないか―男と女のフシギ物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
33
1/3まで読んできましたが、つまらないわけではないのですが、読み続ける気が失せる。森瑤子さんは嫌いではないのですが、エッセイなのかショートショートなのか曖昧な短文が、亀海さんと交互に書かれています。その世界が私にとっては異次元の世界で、共感もなく、興味も惹かれず、面白さも感じなかったのです。もう無理して読み続けるという読書とはさよならしているので、図書館返却。2020/07/02
山猫
16
あれれ?こんなはずではアルマーニ、なんぞというバブルな駄洒落が出てしまうくらい、森瑤子といえばアルマーニなのだが、それが一度も登場しない。代わりにロレックスやらミンクだ。対するカメちゃんは呆れるほど身なりを構わない、いや物欲がないらしい。昭和ヒトケタや焼け跡派、ベビーブーマーの間の真空地帯みたいな世代、そこからはみ出た2人の価値観で溢れているエッセイ。じわりと切ない。2023/01/11