出版社内容情報
数多くの名作絵本で知られるかこさとし。
2026年はかこの生誕100年にあたる。
かこは絵本作家であると同時に化学企業に勤める工学博士でもあったが、かこが科学的知識を活かし、子どもたちに「科学の面白さ」を届けるために描いた科学絵本に光を当てた企画展「生誕100年記念『かこさとしの科学絵本』」が2026年3月24日~6月14日まで国立科学博物館で開催される。かこによる科学絵本の分野は多岐にわたり、作品数は60作を超える。
本書では、かこによる「わたしが考えている知識・科学絵本の世界」をはじめ自身の科学絵本についてのエッセイやあとがき集を絵やイラストとともに紹介。国立科学博物館の自然史研究者6名が「かこ作品」の魅力を語った寄稿も収録。また加古里子研究家の鈴木愛一郎氏による「宇宙絵本」に関するエッセイや、企画展で初公開される「生命の発生と進化図」の貴重原画も初収録する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
朗読者
18
科学技術の原理原則が大事であること、知恵や工夫が大事であること、全体像を意識できることが大事であること。図表や絵から読み取る想像力を邪魔しないこと。かこさんはこれらの言葉を自分へ、科学絵本に携わる大人へ向けて書いていますが、一技術者の私にも響きました。かこさんの信念、科学との向き合い方、子どもたちに向けた優しい眼差しが溢れた本でした。「未来のだるまちゃんへ」の世界をもう一度味わうことができました。2026/07/12
ちゃかねこ
5
かこさとし先生の生誕100年記念で刊行されたもの。ずばり!圧倒された。かこ先生の科学絵本に込められた情熱が、その並々ならぬ資料研究と深い洞察、そして子どもたちを思う工夫と精密な描写の蓄積からひしひしと伝わってきて、その圧の強さに感服だった。我が子とともに、かこ先生の科学絵本をもっと読みたかったと忸怩たる思いだ。が、大丈夫!孫とともに読むというチャンスがあるじゃないか、とほくそ笑んだ次第。かこさとし先生の偉大さの一部を垣間見ることのできる尊い永久保存版書籍である。2026/08/02
あじしお
0
だるまちゃんとかは知っていたけど、生き物系以外の科学にほぼ興味を持たず、かこさとしさんがこれほど膨大な著作を出していることは今まで知らなかった。 今もこういう「科学絵本」や児童向けの解説本はたくさん出ているんだろうけど、絵と本文の分業だったり、専門分野が多岐に渡りすぎて、ひとりの作家で全てやるのは難しくなってるだろうな。 科学知識というか、電気や水といったインフラを利用出来る仕組み、生き物や自然に関心を持つのは何歳からでも遅くないので、むしろ大人におすすめだと思った。2026/08/24




