最後の講義完全版―漫画家・文筆家・画家ヤマザキマリ

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最後の講義完全版―漫画家・文筆家・画家ヤマザキマリ

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784074615056
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

NHK Eテレで放送されている人気シリーズ「最後の講義」の未収録部分を追加した、読んで味わう完全版です。ヤマザキマリ昆虫好きで絵が好きな少女がヴィオラ奏者の母親の代わりに14歳でヨーロッパ旅行へ行き、その後高校を中退してフィレンツェへ美術留学。画家を目指しながら、17歳で詩人と同棲。27歳で思いがけない妊娠をして帰国。温泉レポーターなどを務めながら、方向転換した漫画家として食べられるようになったのが41歳。イタリアではお風呂のない生活をしていたが、ある日突然思いついた「テルマエ・ロマエ」の発想で一躍人気漫画家に。極貧生活、洋画家として食べていけない現実、生活のために漫画家になるも売れずに10種類の仕事を兼業。そんな生活の中から夢をどう追いかけて現実と折り合いをつけていくのか、一つのことだけを追いすぎないこと、偶然と言いながらも人生がつながっていることなど、金言がたくさん詰まった完全版です。



【目次】

内容説明

人生“最後の講義”にあなたは何を語りたいですか?大反響を呼んだ番組「最後の講義」(NHK)未放映分を含む完全書籍化!

目次

第1章 「自由」について考えたこと、ありますか?
第2章 宗教との関わりが深く、社会をまとめる大きな力を持つ表現
第3章 表現に経済生産性はあるのか。本質を探す旅に出た14歳の私
第4章 自由を選択した後悔。経済生産性の保障と不自由さ
第5章 映画や本から読み解く表現者とは?自由とは?
第6章 表現者は精神面での第1次産業従事者
第7章 表現とは?自由、自信、普通とは?聴講生たちと改めて考える

著者等紹介

ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
漫画家・文筆家・画家。日本女子大学 国際文化学部国際文化学科 特別招聘教授、東京造形大学客員教授。1984年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』でマンガ大賞2010受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ受章。2024年「プリニウス」(とり・みきと共著)で第28回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

56
これまで何冊か、ヤマザキマリさんの本を読んでいるので、それのおさらいにもなる。その考え方に賛同することも多い。と、共に、そこに至る背景も興味深い。自由について語られていて、一般的には自由を履き違えている人が多いよなあ~と思う。自由と対にあるもの、ついてくるもの。そこを考えない・・・というか、想像は難しかも。実際に、ヤマザキマリさんが、これまでやってきたからこそ解るのだろう。2026/06/01

kanki

22
14歳1か月ヨーロッパ一人旅は、信じられない。 満たされない、自信がない、からこそ、次につながる。自由の代償は、孤独と疎外感。表現は、権力を示すために利用される。破天荒母さん。17歳イタリア留学。キリコの絵。2026/04/26

GELC

17
『国境の無い生き方』既読のため、エピソードは聞いたことがあるものも多かったが、本作は表現と自由について掘り下げて語られていた。私は、自由は非常に扱いづらいものと捉えており、例えば広い空間に放り込まれて何をしても良いと言われても、何ら創造的なことはできそうにない。何かしら壁があって、それを乗り越える営みから表現が生まれるように思う。では縛りが強ければ良いのかといえば、そうとも限らず、この関係性はまだ整理が要りそうだ。今回も、感性・知性を完全燃焼させよう、という力強いメッセージをもらえた。2026/07/01

おさと

8
表現者はメンタルの第一次産業。必要不可欠!!2026/03/31

Yoshihiro Yamamoto

7
A 著者の母親であるリョウコさんがすごいと思う。親は「人並みな子ども」になることを願って、「出る杭は打たれる」的な生き方や「大量生産工業化モデル」的な教育の枠に当てはめようとする。それが平凡でつまらない、代替が効く人間を育ててしまうとは気づかない。私の親はリョウコさんには遥かに及ばないが、「お前の人生だから、自分で決めろ」という方針だった。だから、比較的この国の毒気に当てられずに人生を送れた。一方、人との調和や予定調和は苦手。自由であるには力が要る。早くに養老孟司がいう「奇人枠」に入れてだいぶ楽になった。2026/05/12

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