出版社内容情報
●近年、脂肪肝の患者が老若男女問わず急増加しています。自覚症状がない病気のため、発見が遅れると肝硬変や肝臓がんなどに進行するリスクが高まります。●また、日本は先進国の中ではウイルス性の慢性肝炎患者が非常に多く、200万人以上にのぼっています。●ウイルス性慢性肝炎は適切な治療を受けないと肝硬変や肝臓がんなどに進行するおそれがありますが、近年は新しい治療薬が続々と開発され、治る病気あるいはコントロールできる病気になってきています。●肝臓がんについても、新しい検査法や手術法が開発されて、治療の可能性が大きく広がってきました。●他にもアルコール性肝障害、脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎など肝臓の病気は多く、この本では、これらの病気の最新の治療法について、くわしく紹介し解説します。●肝臓専門医としての評価が高く、患者さんからの信頼も厚い、泉並木先生(武蔵野赤十字病院院長)の監修。
内容説明
日本人の3人に1人が脂肪肝だといわれています。肝炎、肝硬変、肝がんに至る可能性のある脂肪肝。その進行を防ぎ、治療するための最新情報のすべて。
目次
第1章 肝臓を知る(肝臓のしくみと働き;肝臓の働き1―栄養の代謝 ほか)
第2章 肝臓をチェックするための検査・診断(「沈黙の臓器」肝臓からのサイン;肝臓の検査と診断までの手順 ほか)
第3章 肝臓の病気(肝臓病の原因と経過;肝炎の原因と新たな火種 ほか)
第4章 肝臓病の治療(肝炎の治療の基本;肝機能を改善する肝庇護療法 ほか)
第5章 肝臓病の予防と治療のための生活(肝臓病の食事療法;栄養をバランスよくとる食事の基本 ほか)
著者等紹介
泉並木[イズミナミキ]
1953年、兵庫県生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、同大学付属病院勤務を経て武蔵野赤十字病院へ。現在、同病院の名誉院長を務める。東京医科歯科大学医学部臨床教授、近畿大学医学部客員教授も兼任。90年、アルコール性肝障害における免疫機序解明の研究で医学博士号取得。最新の遺伝子診断を取り入れた肝臓病治療は、大きな成果を上げており、肝臓病に対する新しい治療に常に前向きに取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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