出版社内容情報
雑誌「ゆうゆう」に5年間にわたり、現在も連載中の「羊のところへはもどれない」に加筆し、時系列に1冊にまとめる。執筆活動を続けるなか、著者自身が、50代になって変化した体調、かわらぬ旅やグルメへの好奇心、コロナ禍で変わった自宅での過ごし方、親との関係性など、小説では味わえない、作家の素顔が垣間見える本に。中島ファンだけでなく、ゆらぎやすい40代以上のこころを軽くしてくれる本。タイトルの「小日向(こひなた)」は、この連載中に、著者が住んでいた自宅があった文京区の地名。体やこころに不調があったとしても、「小さくとも、日向の明るいほうを向いて」生きるきっかけをくれる。帯コメントはかねてより親交のある俳優・室井滋さんにいただいた。
内容説明
直木賞作家の日常を描いた初エッセイ!気持ちが軽くなる、旅、グルメ、健康ネタなど全48話。
目次
第1章 世界中、どこへ行ってもおなかはすくのだ(バルセロナで第二の人生を?;「アリスのおいしい革命」を堪能してきました ほか)
第2章 人は老い、地球は温暖化する(エイジングと旅支度;人は世話をされるよりもするのが好きな生き物 ほか)
第3章 奈良公園の鹿、タイのジュゴン(漢詩のつなぐ縁 音楽が運ぶ希望;マスクあれこれ ほか)
第4章 孫娘、ばーさんから「刑務所脱出カード」を買う(運動不足も二年目に入りました;ワクチン狂騒曲と姪の就活とオリンピック ほか)
第5章 ごはんさえあれば、人生は最高!(春は始まりの季節 がんばれ、姪っ子と仲間たち;真っ青な海、新緑の美しさ 温泉と「?」な近代文学を堪能 ほか)
著者等紹介
中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年東京都出身。2010年『小さいおうち』で第143回直木賞受賞。『かたづの!』で第28回柴田錬三郎賞、『長いお別れ』で第10回中央公論文芸賞、『夢見る帝国図書館』で第30回紫式部文学賞、『やさしい猫』で第72回芸術選奨文部科学大臣賞、第56回吉川英治文学賞を受賞。その他、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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