- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ヒーロー文庫
内容説明
テレビアニメ第2期が大好評放送中(2021年10月現在)。オムニバス形式のエピソード集としてお届けする待望の第6巻。猫の絵が描かれた樫の木の扉を開けて「いらっしゃいませ」の声に導かれて歩を進めると、窓もないのに不思議と明るい部屋の中。古いながらも清潔で心地よい内装。出されたメニューに書かれた料理名は日本人なら誰もが知っている料理。しかし「あちらの世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。「こちらでは普通なんですが…」と言って店主が作る料理に「あちらの世界の人たち」は魅了される。生まれも、育ちも、種族もばらばらな客たちは、週に一度、土曜日だけ開店するその店をこう呼ぶ―「異世界食堂」。さぁ、今週のお客様の注文は?
著者等紹介
犬塚惇平[イヌズカジュンペイ]
『異世界食堂』にて待望のデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
44
kindle unlimitedにて。 今までの常連さん達の話もありながら、新たに異世界食堂の扉をくぐる人達の物語が増えた印象の今巻。 その中でもバイトの面接を受けに来た店主の姪・早希が異世界の人達に紛れて料理を食べる話はシュールだなと思いましたけど、アレッタと早希が一緒に賄いを食べたりして心を通わせる様子は優しい気持ちになりますね。続きが楽しみです。2022/11/26
へくとぱすかる
33
最新巻。しかしここで長いインターバル。。。第116話がさりげなく普通に終わっているので、続きが気になるにもかかわらず、まだ読むことはかなわない。アレッタが働き始めて「数年」が経過。店主の姪・早希が登場して、ようやくアレッタとも親しくなろうとしている。早希の発案でアレッタがねこやに泊まって朝に帰るようになり、身辺の安全も確保(今まで深夜に帰っていたわけだ! 赤の女王が加護してくれた理由もそれだったわけ)。こちらの世界の動きもおもしろくなってきて、ホームドラマ化の予感がした。ぜひとも続きが読みたいなぁ。2024/04/25
よっち
25
時に森の中に、時に海岸に、時に廃墟に扉は現れる。扉を開けて中へ入るとそこは不思議な料理屋「洋食のねこや」。オムニバス形式のエピソード集第6弾。店長の姪で新しいバイトの早希も加えて、まかない飯だったりおもてなしに招待したり、意外なところで繋がるお客さんの縁だったり、そこに繋がる出会いによって新たな道が開かれたり、住む場所も種族も違うお客さんたちが、楽しめる場所として描かれているのがいいですよね。物語としては連作短編の形ですけど、カルロスのスパニッシュオムレツに始まり、ジャーキーで終わる構成も良かったですね。2021/10/28
緋莢
24
21年10月よりアニメの2期が始まりましたが、まさか、新刊が出るとは!!2年ぶりです。ドワーフの酒を求める男が、ウイスキーのロックとカナッペを堪能したり(でも、扉を使った場所のせいで、店を出た後、ひと悶着あり)、セイレーンの食べるカルパッチョを見たハインリヒ(エビフライ)が、自分もそれを頼んだり、アルフェイド商会帝国支店の次期当主は、砂の国の王太子をもてなす料理を作るよう依頼され、ねこやでエビドリアを食べることになったり…(続く2022/01/13
紫陽花と雨
23
アニメ再放送を見ていたのに新刊に全く気が付かず…いや、5巻でてっきり完結したかと思っていました😅久しぶりのせいなのか繰り返しているせいなのか、なんとなくマンネリ化は否めない気もした6巻、オムニバス形式だそうで時系列もあってないそうです。ハンバーガーの3人組が成長して出てきたりするのは微笑ましい。ところで1巻を見るとバンダナを巻いた店主らしき人が挿絵にあり、個人的にはずっとそのイメージで、アニメからコック帽になったと思って違和感があったんですが、表紙になっていたのでこれが正式設定になったのかな…?2022/01/23