ほしのおうじさま

サン＝テグジュペリ，アントワーヌ・ド【原作】〈Ｓａｉｎｔ‐Ｅｘｕｐｅｒｙ，Ａｎｔｏｉｎｅ ｄｅ〉/グレッグ，ルイーズ【文】〈Ｇｒｅｉｇ，Ｌｏｕｉｓｅ〉/マッシーニ，サラ【絵】〈Ｍａｓｓｉｎｉ，Ｓａｒａｈ〉/福本 友美子【訳】

主婦の友社（2021/11発売）

• サイズ B4判／ページ数 32p／高さ 29cm
• 商品コード 9784074483969
• NDC分類 E
• Cコード C8797

内容説明

日がのぼるころ、ふしぎなちいさいこえがきこえて、目がさめました。「おねがい…ヒツジのえをかいて」さばくに不時着した飛行士のまえにとつぜんあらわれた小さな王子さま。それが、ふしぎなお話のはじまりでした。１９４３年に出版されてから今まで、世界じゅうの人びとに愛読されている名作『星の王子さま』をモチーフに、イギリスの詩人と画家のコンビが生みだした新しい絵本。

著者等紹介

サン＝テグジュペリ，アントワーヌ・ド［サンテグジュペリ，アントワーヌド］ ［Ｓａｉｎｔ‐Ｅｘｕｐｅｒｙ，Ａｎｔｏｉｎｅ　ｄｅ］
１９００‐１９４４。フランスのリヨンに生まれる。１９２６年に作家としてデビューし、飛行士の体験をもとにした『夜間飛行』『人間の大地』などを発表する。のちにアメリカに亡命し、１９４３年に出版した『星の王子さま』は世界中で今も愛読されている。フランス軍に復帰後、偵察飛行中にコルシカ島沖で消息を絶つ

グレッグ，ルイーズ［グレッグ，ルイーズ］ ［Ｇｒｅｉｇ，Ｌｏｕｉｓｅ］
スコットランドに生まれ育つ。詩や絵本の文を書き、２０１７年に初めての絵本『Ｔｈｅ　Ｉｓｌａｎｄ　ａｎｄ　ｔｈｅ　Ｂｅａｒ』を出版。『Ｔｈｅ　Ｎｉｇｈｔ　Ｂｏｘ』や『Ｓｗｅｅｐ』はケイト・グリーナウェイ賞にノミネートされた。執筆のかたわら、保護犬活動もしている。アバディーン在住

マッシーニ，サラ［マッシーニ，サラ］ ［Ｍａｓｓｉｎｉ，Ｓａｒａｈ］
イギリスのイラストレーター。グラフィックデザイナーや美術編集者を経て、念願だった絵本の絵を描く仕事に専念する。現在は夫と息子とともにサセックス州に住む

福本友美子［フクモトユミコ］
公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳をする（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さおり]

９月勝手に課題図書。本家と絵が違う時点でなんだかなと思って期待していなかったんだけど、絵も文章もすてきでした。｢名作・星の王子さまをモチーフに、イギリスの詩人と画家のコンビが生み出した新しい絵本｣だそうです。この王子さま、ボーダーのロンＴ着てるんだけどさ、やっぱプチ・バトーかな。キツネは、｢ぼくをともだちにして｣って言ってた。その言い方も悪くないと思うよ。この本、そのうち買うかもな。

2024/09/15

[さおり]

昨年、勝手に課題図書で何冊も読んで、いちばん気に入ったおうじさま。クリスマスに、自分へのプレゼントに買いました。代表的なあの名言がなぜだか出てこないのですが、それも含めてすてきな本です。どのページも、お部屋に飾っておきたいかわいらしさ。好き。

2025/01/04

[ほんわか・かめ]

この絵本を読んだだけでは『星の王子さま』の良さはきっとわからない。理屈っぽくないし、さらっと流れてしまい、読者が王子さまと一緒に逡巡する時間がない。でも絵がとてもきれいだから好き。王子さまが見ている世界はきっと光に満ちている。〈2021/主婦の友社〉

2022/11/27

[たーちゃん]

いつか息子にも本で星の王子さまを読んでもらいたいけど、こうやって絵本で楽しむのもいいですね。絵がとても素敵です。私が「星の王子さま、自分の星にちゃんと帰れたかなぁ？」と言うと息子は「帰れたかもしれないけど、またするんと落ちてどこかに行ってるかもね」と言っていました。

2022/08/20

[ヒラ[e-mail]]

サン＝テグジュペリの原作を、抄録して絵の世界で膨らませたような作品です。 圧縮された文章を絵で補っている感じですが、原作を思い出させてくれて心地よく読むことができました。 原作を知らないと、あまり感じ取れないかもしれません。

2023/03/13