ヒーロー文庫<br> 魔神少女と孤独の騎士〈2〉

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ヒーロー文庫
魔神少女と孤独の騎士〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784074428960
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

黒い本に呑み込まれ、異世界を彷徨うことになった少女、七子。七子は自らの「眷属」とした騎士、エリアスとともに、現実世界に帰る手掛かりを探すため、魔の森の「最下層」を目指していた。七子たちは最下層へ降りるために協力を得ようと、魔の森で出会ったグレンに連れられ、ティフ神聖国に向かう。女王アビゲイルに会った七子は最下層についての女王の見解を聞き、その深い謎に怖れるが、その後大陸会議開催を待つ間にクラスメイトの瑞樹優花と再会する。一方、現実世界では七子の葬儀会場の近くで木島礼津が、突如出現した黒い本に呑み込まれてしまう。次に礼津が目を覚ますと、そこは過去の世界だった。―物語は世界と時空を超え、動きだす。

著者等紹介

三月ふゆ[サンガツフユ]
『魔神少女と孤独の騎士』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まっさん

30
★★★☆ 物語の内容は面白いが、相変わらず全体的に暗い印象を受けざるを得ない今巻。本当にここまで各登場人物に好みのキャラが見当たらない作品は珍しい。主人公の七子の卑屈さにも変わらずフラストレーションを溜められるものの、今巻で完全に優花が嫌いになってしまった。偏った正義観に依存した、傍目からすると滑稽とまで言える彼女の信念にはほとほと呆れさせられた。ただ、前述の通り物語の内容は本当に面白く、異世界と現実世界を上手くクロスさせ、物語に厚みを持たせる手法は上手いと思う。強いて言うなら場面場面の転換が少し唐→2020/05/24

真白優樹

10
魔の森の最下層へ向かう為ティフ神聖国を訪ねた七子が女王や優花と邂逅する中、礼津が現実世界から過去の世界へ飛ばされる今巻。―――過去から繋がり今へと続き、そして魔神は混沌へ。 過去と今が交わり、現代から来た二人が邂逅する。物語が本格的に始まったかと思えば重力を振り切りかっとんでいく勢いで突き抜ける、一気に暗さも面白さも辛さも跳ね上がる巻である。果たしてもつれた糸が絡まり合う混沌を深める世界の中、ドロドロとした感情に塗れた七子は何処へ往くのか。そしてこの残酷な異世界の行方とは。 次巻も須らく期待である。2020/04/09

げんごろう

9
魔神として七子がどんな成長を遂げるのかに注目してましたが、全く予想外の展開に驚きました。 相変わらず負の感情全開で、カタルシスとは無縁。読むのが辛い描写等ありましたが、異世界、現実世界で繰り広げられる先の読めない展開に、不思議とページをめくる手が止まりませんでした。3巻も楽しみにしています。2020/04/04

TERU

6
1巻の展開から予想だにしない方向へ話が展開されていき、とんでもなく面白くなってまいりました。陰鬱と辛い連続ですが、それ以上に話に引き込まれてやまない。2020/04/21

dorimusi

4
ダークファンタジーにSF(ループもの)が追加されました。 それはまぁいいとして、現実?世界側の話しは必要性が未だ良くわからんというか無い方が面白そうな現状だけど、それもいいとして、、、 複数の世界の話しを並行で進める全部盛りは良いんだけど、それぞれが唐突すぎて、凄い読みにくい。 3巻まで読まないと繋がらない話しなら上中下ってしてほしいし、上中下巻であっても、それぞれの中で起承転結あってほしいところ…。 面白くないわけじゃないんだけど・・・読みにくいなぁって思う。2021/05/20

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