内容説明
経験40年以上のベテランカウンセラーが語る、親がしていいこと、悪いこと。
目次
1 「学校に行きたくない」が始まった!(巻頭マンガ;登校しぶりはある日突然に起こる!? ほか)
2 登校しぶりへの初期対応の基本(登校しぶりの基本対応;学校との連携法 ほか)
3 登校しぶりに効く!子どもの心のエネルギー補充法(マンガで見る子どもの心のエネルギーを吸い取る対応・補給する対応;“人間のよさ”体験…「人っていいな」の実感が他者への信頼感を育てる ほか)
4 マンガで見る登校しぶりケーススタディ(登校しぶりや不登校はいつでも子どものSOS;別にやりたいわけじゃないんだけど…親が主導する中学受験でエネルギー不足に ほか)
5 どうして?どうする?親自身のつらさ(お母さんの傷つき脱出法;登校しぶりは親子の成長のチャンス ほか)
著者等紹介
菅野純[カンノジュン]
1950年宮城県仙台市生まれ。早稲田大学人間科学学術院名誉教授、カウンセラー。心理検査「KJQマトリックス」開発者
あらいぴろよ[アライピロヨ]
1984年生まれ。イラストレーター。営業ウーマン、ショップ店員などさまざまな仕事を経て2011年よりイラストレーターとして活動開始。1児の母としてさまざまな媒体に描くイラスト、マンガが好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
42
「行きしぶり」をはじめ、子どもに起きがちな不調を漫画をはさんで説明している内容です。「47年教育観セラーをしているけれど、不登校に有効は支援方法は見つかっていません」と正直に説明する姿勢は評価するけれど、今でも目いっぱいであろう保護者が読んだら絶望しないかなあ…と、親目線な自分は胸が痛みました。あと、マンガに登場する「親」が、母親ばかりなのも悲しいです。現実を鑑みているんでしょうけれど、希薄な父親、夫って、やっぱり辛い。家族ってなに?っていう問いを子どもたちが訴えてるのかもしれない…。2024/08/31
はじめさん
30
ある日いきなり子どもが学校行きたくないとこぼしたら? 学校の中の事は親は知らないので、生徒同士の人間関係? それとも先生と? 勉強がつまらないとか? 理由はそれぞれだけれど、モチベーションというか、人体を動かすエンジン=心のエネルギー切れ。そのまま無理させると、もう取り返しのつかないことに。親がしていい事と悪い事とは。子どもが問題に差し迫ったピンチは、親として成長するチャンス? / 謝ったんだから許してあげなさいとか、皆勤賞とか、もういまの時代にはそぐわないような。休みたいときゃ休みゃいいよ。人間だもの。2020/10/07
kanki
14
親はどうするのか。けなす方が楽。意識して努力しないと褒めれない。楽しい体験を共有しよう2021/06/22
BluesGilimeno
4
不登校の問題に長年関わり、投稿維持行動に着目することで「学校に行ける理由」を明らかにした。登校規範、プラスの学校体験、エネルギー充足、社会的能力が重要とのこと。かつては「学校に行ける」ことがゴールであり、そのためには子どものエネルギーが必要であり、家族がエネルギーを与えることが必要だった。それももちろん大切なことだが、最近ではより多様性が重視され、学びの場は必ずしも学校でなくてもよい、と変わってきているように見える。子どもと学校を取り巻く社会の状況は変わっていく。常識にとらわれず最善の道を選びたい。2023/10/22
こまーぬ
2
心のエネルギー。たくさんあげられるようにしたいな。まずは挨拶できるようにしたいな。スマホ触る時間を少し減らそう。そして、一人一人対応は違うからやっぱり日頃からよく見てることが大事。2022/08/06
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