出版社内容情報
生殖医療の第一人者、浅田義正先生による「将来の妊娠に備える10代のうちから知ってほしい卵子の話」のすべて。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
comet
5
出産と子育て、経験したい。ここに宣言。2023/08/27
kenitirokikuti
5
図書館にて。あまり卵子と縁のない生活をしているのだが、手にした。精子と卵子で減数分裂の結果が違うそうな。まぁ、卵子が精子みたく増え増えに増えないので当然か。母体で妊娠がどのように進むのか、不明な点が多いそうな。調査しづらいからこれまた当然か。ほかに医学の本やフェミニズムの本をあたって「ヒトの牝」を調べている。カール・リンネが「哺乳類」とメスの特徴を拾って名付けたのは興味深い。大きな乳房を持つのは家畜の特徴だそうだけども(それが飼い主に必要とされる)2020/06/30
おさと
2
分かりやすいし、話しやすい。2020/04/02
アレックス NTー1
1
女の子は胎児の段階ですでに卵子の元となる卵祖細胞が備えられている。そして毎回排出される卵胞の中身が元気か、弱っているかは卵巣も子宮も脳も判別できない。そこに何かしらイレギュラーなハプニングが起こる余地があるのだろう、良くも悪くも。女性は特になにかあるわけでもなく毎日30〜40個もの卵子が失われていく、生まれた時に200万個あった原始卵胞は35才の時には2〜3万個しか残っていないというのが驚愕。細胞分裂をせずに出生してから数十年の原始細胞をずっと保ち続ける機能というのもまた凄い事だ。2021/12/02
みーこ
0
★★★★★ お恥ずかしながら、知らない事が多かった。とても勉強になったし、浅田先生の仰るように命って地球の進化の歴史が詰まっているんだと思うと本当に神秘的。赤ちゃんが出来る、産まれる、無事に成長するって奇跡なんだなぁと思う。そう思う一方で、虐待などで亡くなる子が居ると思うと悲しい。学校では避妊と共にもう少しこの辺の神秘さを教えて欲しかったな。 感動したけど、やはり、自分のお腹に人間が居ると考えると恐くもあって…個人的には妊娠を強く願ってはいないのが本音。子育てしたいのも気持ちもあるし複雑だなー。2021/06/20