内容説明
穴があいても、シミが落ちなくても、ひじやひざがすり切れても、ちくちくちくちく繕って世界にひとつの愛着服。
目次
1 穴があいたり、シミができたらチャンス―ダメージを繕うことで手持ちの服にオリジナリティが
2 「お繕い」のことはすべて古布から教わった―昔の人の繕い跡が導いてくれた新しい世界
3 基本テクは「当て布」と「なみ縫い」だけ―運針も少し曲がっているぐらいが味になる
4 繕うほどに、自分だけの服になっていく―既製服もお繕いで新しい姿に
5 ぬくもりと寄り添う暮らし―衣食住を手作りで心地よく、自分らしく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ロア
21
このお繕いワンピースは着る人を選びますね。清楚で清潔感がないと、絶対に着こなせないと思います(´∀`;)お繕いバッジはすごく可愛い。これは作ってみたい〜(●´ω`●)2020/03/03
吾亦紅
18
服を処分するのがもったいなくて、着ない服はとりあえず布の状態に戻してお茶を濁しているが、気に入った服を「お繕い」で育てるのは、相当なセンスを必要とすると思った。服はハードルが高いので、穴の開いたソファーカバーをチクチクしてみることにした。靴下、エプロン、部屋着と少しずつ着るものにも挑戦してみたいかな、と思わせてくれる素敵な本だった。2025/09/19
ヨシ
9
「物を大事にしないといけない」というメッセージが、ページごとにうかびあがるような本でした。服は着て消費するものではなく、着て育てるものなんですね。深く共感したものの、裾上げもボンドですます私にはハードルが高すぎました。このタイプの本に出てくる洋服のデザインは殆ど同じなのは何故??2021/05/22
ぽけっとももんが
7
図書館新着本。これはね、やっぱり着る人と場所を選びます。繕ったものを着てもかっこよく見える人はなかなかいませんよ。そして基本的に田舎ではNGでしょう。お金がないんじゃなくて趣味なのよ、という黙っていても伝わる説得力が必須。でも袖口が広いときにボタンつけるのはいいな。なんのかの言いながらわたしはボタンが捨てられないので、そのボタンも生かせる。2020/02/24
ユウティ
6
堀内さん2冊目。こちらは実践的。ハード目の服からスタート。あの素敵な藍のジャケットもある。やっぱりバランスを見ながら繕っているのだそうだ。当て布は切りっぱなしでも折り込んでもOK。ただし1枚の服には混ぜて使わない。手縫いの場合、折り込む際はニュアンスの出る爪アイロンが良い。2枚隣合わせは高さをズラす。当て布は表から。でも裏でも。左右非対称、同系色で濃淡をつける。布と同色の刺し子糸が基本。後半の白ブラウス3連発がとてもかっこいい。アレンジは難しいけど、着てないリネンのロング丈ブラウスを短くしてみようかな。2025/04/22