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内容説明
隣国パンジャリーの内戦によって大きな功績を挙げたウィラード。その才能は山猫傭兵団の内部より、むしろ外でこそ評価されつつあった。かつての強敵、火神傭兵団が引き抜きを企て、女傭兵ミュアキスが派遣されてきている。彼女の存在はモテない団員たちの嫉妬を煽り、ウィラードの団内での立場を悪くさせていた。戦争の影響はビムラの町にも波及し、負け組についた傭兵団の多くが解散の危機に瀕していた。傭兵たちが所属先を失うことを憂慮した傭兵ギルドのソムデンは、山猫傭兵団に対して新入団員の受け入れを要請する。「ウィラードさん、あなた今、自分で思っている以上に重要人物ですよ」
著者等紹介
上宮将徳[ウエノミヤマサノリ]
『たのしい傭兵団』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
火神傭兵団より女傭兵、ミュアキスが派遣されウィラードの立場が嫉妬で悪くなる中、新入団員の受け入れをする事になる今巻。―――馬鹿で脳筋、単細胞。誰もが全員楽じゃない。 しょうもない嫉妬で困らされ危うく暗殺されそうになったウィラードがマジ切れし粛清と引き締めを図る今巻。 そんな今巻は前巻の後始末及び新たな厄介事が降ってくる巻であり、ウィラードが傭兵として一歩を踏み出し少しだけ何かが変わり出す巻である。傭兵の事務として、大傭兵団を束ねる立場として。改めて踏み出した先はどんな戦場か。 次巻も須らく期待である。2019/04/06
しめおん
0
いやー面白かった!今回はビムラの覇権ギルドになろうとよその勢力がちょっかいをかけてきて、それをボコボコにする話。敵の計略により、ウィラードが外と内の両方からの板挟みになり、窮地に陥りかけるが、力こそパワーでねじ伏せる。前回の戦闘はもろ傭兵の戦いだったが、今回はやや正規軍のような規律がある戦いが見られるようになる。 こうした戦闘シーン一つとってみても、話の規模はあまり大きくなく、膨らみ方もそこそこだが、だからこそ地に足をついた素朴な面白さがあり、今後も期待して読んでいきたい。2022/09/15
MasakariR
0
楽しく読んだ2021/05/16