ヒーロー文庫<br> 南条翔は其の狐の如く〈1〉

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ヒーロー文庫
南条翔は其の狐の如く〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784074368327
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美しき銀色の狐はなぜ現れたのか? 幼なじみと敵対する運命を背負う少年はなぜ化け狐になったのか?

梅野歩[ウメノアユム]
著・文・その他

六七質[ムナシチ]
イラスト

内容説明

十歳で両親を亡くして以来、幼馴染達に支えられてきた南条翔は、この春から高校生になった。ある日、頻繁に約束を破る幼馴染達を翔は怪しみ、後をつける。すると山中のあばら家で見たこともない、おぞましい化け物を退治する、幼馴染達を目の当たりにした。彼らのことは家族同然と思っていたが、翔の知らない姿がそこにはあった。彼らの秘密を知った同じ日。翔は、この世のものとは思えない、美しい銀色の狐と出逢う。あばら家に侵入してきた迷い狐は、くくり罠に捕まり、怪我を負っていた。それを救った翔は狐から懐かれ、その夜を一緒に過ごすこととなったのだが―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅羽

12
面白かった。退魔師である事を隠している幼馴染み二人に支えられ日常を送る主人公が、その秘密を探る為に踏み込んだ途端、自らの有り様まで変えてしまう程の事件に巻き込まれていく和風ファンタジー。私の住む北海道では狐は危険なウイルスの温床なので、出会っても触れずに無視しなくてはならないのですが、作中ではとても主人公になついてとても可愛いです。今後、幼馴染み達と主人公が敵対してしまうのか、どうか気になります。2019/02/14

真白優樹

8
秘密で退魔士を行う幼馴染達に支えられ生きてきた天涯孤独な少年が、美しき銀狐と出会い始まる物語。―――あやしあやかし巡る天命、導く先は逢魔が時。 妖と人間、二つの種族の狭間で揺れ動き翻弄されながら、自らの大切なものを襲う敵へと果敢に立ち向かうこの物語。魅力的な妖達が登場する、どこか幻想的で雅な雰囲気のある伝記的な側面が強い物語であり、日常の裏に存在する非日常が真っ直ぐに訴えかけてくる優しくて温かい物語である。秘密を抱え、天命を拒みながらも進む針。いつかのその日に待つ景色とは。 次巻も須らく期待である。2019/02/05

ユウ

4
面白かったです。2019/12/31

尚侍

4
ものすごく面白かった。序盤は主人公の頼りなさが先に立ってしまって今ひとつでしたが、後半に入ってからその頼りなさが逆に強みになるという構図の転換は見事でした。あとはとにかくギンコの描写がいいですね。一言も発しないのに主人公との関係性が築かれていき、どんどんかわいらしくなっていくのは立派なヒロインっぷりでした。当面はギンコが人化することが目標になるでしょうが、それをやってしまうと作品の雰囲気が崩れてしまいそうで難しいところですね。読書メーターでの登録数が少ないですが和風伝奇が好きな方に強くおすすめしたいです。2019/02/03

dorimusi

1
なろう発だと思うとなかなかにしっかりした文章な気もするし面白かった。文中でころころ呼称を変えるので誰が誰について話してる文章か分かりにくいところは結構ある。 なんとなく書きたいことはわかるんだけどね。そう思うと金取る文章としてどうよとか思わんでもないけど、もっと酷いなろう発はいくらでもあるしな。 まぁストーリーが楽しめたからイイとする。とりあえず出てる3巻まで読むか。2022/12/06

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