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出版社内容情報
エリート学生の就業先は傭兵団の事務長だった。最底辺の職業とされる傭兵団の運営を立て直すことはできるのか! ?
上宮将徳[ウエノミヤマサノリ]
著・文・その他
望月朔[モチヅキサク]
イラスト
内容説明
「傭兵」。その勇ましい呼弥とは裏腹に、この時代において最底辺とされる職業である。世界最高峰の教育機関である王立大学院の学生、ウィラード・シャマリ。将来の高級官僚、宰相を目指す彼のもとに、伯父である傭兵団長ガイアスバインが訪れる。その目的は、自らの傭兵団で事務長をさせることだった。彼は入団を決意し、王立大学院を休学する。しかし、そんなエリートに向けられる傭兵たちの目は厳しかった。「お前らが毎日パンと肉を食えるようにしてやる」。大勢の前で大見得を切るウィラードだったが、団の運営は想像した以上に破綻していた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅みかん
11
傭兵団は社会の縮図みたい。 エリート街道を驀進してると思ったら、あれよあれよと傭兵団の事務に。事務の仕事だけでなく、時には現場の仕事もこなす。人材育成や団長との方針の違いによる対決など、仕事はかなりハードモード。 読み応えがある。2022/03/17
真白優樹
7
エリート学生な少年が傭兵団長の叔父に自らの傭兵団の事務総長への就任を依頼され始まる物語。―――ようこそ、このくそったれで楽しい職場へ。 荒くれた最低野郎共が集う末期的な職場。そんな最悪な環境を改善するべく、戦場で泥に塗れながら駆け回る物語。運営に頭を悩ませながら頼れる仲間を作り、時には一丁前に啖呵を切って大見得を張って。そんな、非日常的空間の中で成長していく泥臭さのある熱さが面白い物語である。始まる新生活、陽気な仲間たちに囲まれていく中、脱出は果たして成功するのか。 次巻も早く読みたいものである。2019/02/05
ユウ
6
面白かったです。2020/01/26
藤原
2
読み放題本。表紙の感じから期待してなかったけどけっこう面白かった。各国の宰相や将軍を育成する名門アカデミー在籍の主人公が、嫌々伯父の経営する傭兵団の事務長を任される話。おつむの出来がいいエリートがガチで阿呆とヤカラの巣窟で頭を抱える感じや、戦地における傭兵のリアル感のある描写とか楽しい。頭が良くて腕はまあまあ立つみたいな絶妙なステータスの主人公が知恵とハッタリを駆使して傭兵団の待遇改善に努めるサクセスストーリー。2021/11/11
速水 僚
1
読み放題。エリートとされる学園にいた少年が傭兵団率いるおじに、事務をやって欲しいと頼まれる。傭兵が、何でも屋に近く、文盲も多い学のない職種であることから少年は迷うも休学で傭兵側からの研究という形で入ることを決意する。 まずまず面白い作品、ファンタジーならではの傭兵団かな。前事務長の不正はこれだけなら二巻以降は何をネタにするのだろう。続刊の読み放題があれば読みたい。2022/01/10