障害のある子の「親なきあと」

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障害のある子の「親なきあと」

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784074332595
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「親なきあと」に、障害のある子はどうなるのか。住む場所、家事、お金など、すべての知りたいことが最新情報で網羅された1冊!

渡部伸[ワタナベシン]
著・文・その他

内容説明

お金を管理する仕組み、生活の場の確保、日常のケアとサポート―親がいまできることのすべて。図表やQ&Aでわかりやすく解説!

目次

序章 「親なきあと」の課題とは何か(不安はあるけれど具体的には何をすればいいですか?)
第1章 子どもがお金で困らないために(子どものためにお金はいくら残せばいいですか?;障害者本人が得る収入について―障害基礎年金;暮らしのなかで出ていくお金について;親の財産を障害のある子にどう渡すのか―遺言;渡したお金を障害のある子のために使うには―信託;日々のお金の管理を誰に頼むのか―成年後見制度;経済的に苦しくなったときの最後のセーフティネット―生活保護)
第2章 障害のある子の生活の場所を考える(障害のある子の生活の場にはどのようなものがあるのでしょうか?)
第3章 日常のケアやサポートを誰に託すのか(親がいなくなったら日常の見守りはどうしたらいいですか?)
第4章 「親あるあいだ」にやるべきこと(何から始めればいいのでしょうか?)

著者等紹介

渡部伸[ワタナベシン]
「親なきあと」相談室主宰、渡部行政書士・社労士事務所代表。1961年、福島県会津若松市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、出版社で雑誌の広告営業、編集、海外版権、デジタル事業などを担当。退社後、2級ファイナンシャルプランニング技能士、行政書士、社会保険労務士などの資格を取得。2014年、知的障害や精神障害の子どもをもつ親の悩みに寄り添い、ともに考えるため「親なきあと」相談室を開設。現在は日本全国での講演や執筆など幅広く活動している。東京都行政書士会世田谷支部所属。東京都社会保険労務士会世田谷支部所属。世田谷区区民成年後見人養成研修修了。世田谷区手をつなぐ親の会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しろくま

19
お金で困らないために、生活の場所、日常のケアやサポートなどについて書かれています。様々なサポートがあるのですね。地域との結びつきも大切なよう。「親あるあいだ」に準備することが大切なのですね。当事者にならないとわからないこともたくさんありますが、他人事ではなく知っておくということは大切なのかもしれないと思いました。2018/10/17

こほ

11
考えなきゃいけないとはわかってるんだけどいざ読むと思ってた以上にしんどかった。挙げられているサービスの多くが多分うちの子には受けられなさそうなこともあり。またあれだよはざまだよ。とはいえどんな障害想定でも日本での出版時点での概要を把握するとっかかりとしてはいい本だと思う。こういうことを横断的に理解するのって自力のみスタートだと難しい。リタリコとかも情報の宝庫なことはわかっててもいざ自分に必要なものを探そうとするとものすごい労力と眼精疲労が必要だったりするし。とりあえず手元に置いておく。2023/07/09

ゆき

6
もっと早くに読めばよかった。眠れない夜に不安で押しつぶされそうだった。気持ちが楽になりました。お国の行政を頼っていきます。2024/03/14

sariel

3
知的に障害のある方々の療育に仕事で関わっている。保護者からよく親が亡くなったあとの支援について尋ねられるが、私は法務の知識が無いので、明確な答えは出せない。例え明日保護者が亡くなったとしても、障害のある方々はきちんと保護され、経済的にも環境的にもきちんと守られる事がこの本でよく分かった。日本の法律には穴が多いと思っていたが、障害者福祉に関して言えば、きちんと行政に認識されていれば、最低限の保護が受けられる事はよく分かった。より良く生きることは難しいかもしれないが、生を全うするには十分な支援が日本にはある。2020/01/04

tu-ta

3
大きな不満は、知的障害者の自立生活に関する記述が一切ないこと。普通の人は知らないかもしれないが、著者は専門家なので知っていて欲しいし、知っていても触れなかったとしたら、どうかと思う。「自立生活」という言葉に抵抗があるとしたら、「パーソナルアシスタントをつけた暮らし」と呼んでもいいが、なぜそこへの目配りがないのだろうと思う。 興味がある人は【知的障害者の自立生活についての声明文プロジェクト」https://jirituseikatu.jimdo.com/ へ。2018年10月20日には東大駒場でイベントも2018/10/08

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