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内容説明
迷宮三十三階層。本来、冒険者の試練となる六本首の魔物ヒュドラーは、謎の男によって人知れず蹂躙されていた。最後に斬り飛ばされた首は人間の少女の形を取り、やがて少女―ムドラは目を覚ます。ムドラはわずかに残された記憶を頼りに、迷宮を彷徨い始める。一方リルドールは、コロネル、ヒィーコとともに順調に迷宮を攻略していた。縦ロールを動かす魔法を使いこなして敵を薙ぎ倒していくうち、道中でムドラと出会う。服はボロボロ、そしてコロネルに抱きつくように駆け寄ってきたムドラを見て、悪漢に襲われたに違いないと、三人は正義感に燃えるのだが―。
著者等紹介
佐藤真登[サトウマト]
『ヒロインな妹、悪役令嬢な私』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じお
11
★★★☆☆ 迷宮探索を進めるリル、コロ、ヒィーコのパーティーの前にムドラという不思議な少女が現れる、彼女の正体と目的は、熱血ダンジョンファンタジー第2巻。順当にクオリティは上がっているがちと物足りなさもあるという感想。新キャラや悪辣たる敵、仲間との絆や各人の成長など、2巻目としてはとても良く書けていて申し分ない出来、なんですが1巻で見せてくれた無茶苦茶な熱さが少し薄れ、普通のダンジョン探索ラノベになってしまってるところが個人的にはもう一つという感じ。余談、最終的にこれ4人で合体しそう。2021/03/23
八千
4
リル・コロ・ヒィーコの三人パーティもすっかり馴染んで、物語は迷宮・冒険者ものとして安定感ある展開を進んでいく。相変わらず縦ロールの魔法という要素が奇抜過ぎるのに対して、ファンタジーとしては王道中の王道なのが逆にギャップにもなっている。その一方でメインのはずのアクションや冒険だけでなく、迷宮を巡る冒険者や、はたまた魔物たちのドラマがけっこう重要視して描かれているのも自分好みな感じ。迷宮の奥が開かれるのに伴ってリルの周りの人間関係も広がっていって、今後の展開が期待出来そう。2018/01/08
lex
1
最近読み始めてすごく面白いと思ってるんですけど、あまり知られてないんですかね?(読メの登録者数みる限り……) 今回も楽しく読めました。序盤の縦ロールを使った応用技がとんでもない噂になってて笑いました。冒険者もそれで引退するんかい!みたいな。出会いもあれば別れもある、メンツも増えましたが、辞めてしまう人もいて……次は鬼門の五十階層でしょうか。そもそも今回の事件を引き起こした人物も気になりますが、純粋に戦姫の物語としても続きが楽しみなので引き続き読んでいきます。2019/08/23
いっしー
1
機動要塞デストロイヤーじゃねーか、完成度高けーなオイ。人外を超えてきた金髪縦ロールの可能性が留まるところを知らない熱血ファンタジーラノベ第2弾。強力な魔法を習得したことで妬みによる襲撃を受けて、すわショックを受けるかと思いきや逆に調子こきまくるリルお嬢様が一周回って大物に見えてきた。こういう根っこのところでクソ雑魚お嬢様の本質が変わらないのは、きちんとキャラ立てができていることが確認できて安心できるなあ。今回メインで活躍していたヒィーコやムドラもいい感じに個性が出ていると思います。2018/06/13
猿山リム
0
4月に嘘の本を読もうと一昨年1巻読んでの2巻。 ゲームのような世界観を舞台にコメディのような展開を見せるが、確り固まった設定の上で安定したシリアス路線で渡った印象の前作。 2巻も主人公が迷宮を降りる作品ではあるが、そこに詰め込まれた感動的展開一つ一つに関連性が薄く、設定や展開をないがしろにして雑に結びつけていったような印象。 前作を読んでいて細かい部分まで覚えている前提のようで、前作の復習や世界観の説明が省かれているので、間を開けてしまったこともあり思い出すのも大変だった。 3巻は来年読むかな。2022/04/15
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