出版社内容情報
あるがままに生きることで不安や「うつ」に効果を発揮する森田療法を分かりやすく紹介。森田療法センター長の中村敬先生の監修。
主婦の友社[シュフノトモシャ]
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内容説明
不安や悩みをなくそうとするのではなく、「あるがまま」に受け入れることで、心の自然治癒力を最大限に生かしていく森田療法。その考え方と実際の方法を、わかりやすく紹介します。森田療法センター長の中村敬先生の監修です。
目次
第1章 心の病気について知る(心の病気とはどういうもの?;心の病気の種類と症状 ほか)
第2章 森田療法とはなにか(日本で生まれた精神療法;西洋生まれの精神療法との違い ほか)
第3章 基本は入院療法(入院療法が基本;入院療法のメリット、デメリット ほか)
第4章 外来で治療を受ける(外来で森田療法を受ける;外来森田療法のガイドライン ほか)
第5章 森田療法の考えと生きる(森田療法は生き方の道しるべ;森田正馬の教え1 今の自分になりきること ほか)
著者等紹介
中村敬[ナカムラケイ]
1955年生まれ、東京慈恵会医科大学卒業、同大学院修了。東京慈恵会医科大学附属第三病院院長、精神医学講座教授、同大学森田療法センターセンター長、日本森田療法学会理事長、日本サイコセラピー学会理事、日本精神神経学会代議員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
RingWondeRing
6
入院して辛い場所から離れたり、日記を書いて起こったことと自分との距離を取ったりして全体を俯瞰できるようになって「あ、ほんとだね」と思えれば自ずと変わるということかな。とても合理的で冷静で無理がないなーと思う。2022/08/26
ゆりゆり
5
同じ病室の人が「この内容、私にぴったり!って思って買っちゃった」と言うので見せてもらった。 すると私もビックリ!自分にもピッタリな内容だった。 自分でも買って熟読。決めた。これは試さないと一生損をする。2020/03/21
ルンブマ
3
文學界二月号から「森田療法」を知ったが、もうこれ、ほとんど現代ラカン派の実践じゃん。もはや現代ラカン派のやることはないのか? これでいいのか?2022/01/17
s
3
不安の原因をさぐらない。不安はあって当たり前。より良く行きたいという欲求。それを認めてそのために行動する。納得できる考え方。知れてよかった。2021/07/05
あお
3
もうどうにでもなれと、勉強だけに打ち込み始めると、これまでどうやっても逃れられなかった不安や症状がなくなっていた。病気に対する恐れの裏には健康への願望があるように、不安と生の欲望は表裏一体。気分本位から目的本位へ。かくあるべきからありのままへ。とらわれから脱却する。不安はそのままにする。普通の生活に復帰することは、病気以前の生活に戻ることではないと肝に銘じる。つらかった経験も心にのこす。手を洗いたいなら洗ってもかまわないが、気が済まなくても区切りをつけ次の行動に移る。今日という日に打ち込む。2019/09/15