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内容説明
アーニャは成績はトップクラスで学校中の注目の的であり、将来有望な少女である。しかし彼女にはどうしても敵わないライバルがいた。幼馴染のジーク。彼とアーニャは7歳のときの学習塾からの付き合いだった。冬の寒い日に入塾してきたジークをアーニャは冷たくあしらうが、テストで自分より良い点数を取られ、懐しがって大声をあげる。それからというもの、アーニャはジークに何度も勝負を挑むようになる。待ち伏せをしたり、追い回したり、睨んだり、からかったり、宣戦布告したり。そうやって彼女と彼は長い時間を一緒に過ごすようになるのだが…。
著者等紹介
小東のら[コヒガシノラ]
『転生者の私に挑んでくる無謀で有望な少女の話』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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Aoi-Takt本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるとも
15
天才と凡人のコントラストを生み出すのに、転生した凡人っていう要素はちょっと上手くハマりすぎじゃないか…めっっっちゃ面白かった2022/10/06
彼方
8
転生しても変わらぬ凡人・ジークが出会ったのはテストで一番が当たり前だった天才少女・アーニャ。前世の経験、今世の努力は二人が成長するにつれ残酷な結果を現にしてゆく…しっとりした語り口から幼少期~大人になるまでを描く二人の関係。身体に引っ張られずに常に大人なジーク、それでも時は28歳から進まなくて…無邪気に勝負を挑み、成長するアーニャの姿とプレッシャー、暖かなやり取り…それらが決壊して迎える展開は痛くて優しくて…次世代の様子も良かったものの、もう少しじっくり見たいと思えるほど素敵な…じんとくる物語でしたね…。2021/03/22
とめこ
7
なかなか良かった。転生した凡人のジーク、ジークをライバル視する天才のアーニャの小学生から大学生までを書いたお話。ファンタジーかと思いきや、かなり現代に近い世界観なのが新鮮で面白かったです。アーニャの駄々っ子っぷりがとにかくかわいいwだんだんと転生で得た差が縮まっていく事に静かに苦しむジークの描写は読んでいて胸が苦しくなりました。でも真実を知った後のアーニャの反応が実に彼女らしくて救われました。レインとユキのお話も良かった。キナさんの挿絵はいつもより粗い印象が…。綺麗に終わってるけど続編が出たら買います。2017/12/10
alleine05
6
小粒だけどきれいにまとまったいい話だった。しかしこれ、1巻とナンバリングされているかと思ったら2巻、3巻と続いているのか。ここからどう続けたのだろう。主人公交代とかかね。あと魔法のある世界にする必然性はなかった気が。おもいっきり現代社会的な世界観だし。2020/06/03
真白優樹
6
―――平凡、それこそが何よりも強い力になる。戦闘はない、チートもない、カタルシスもない。だけどこの物語には確かに心を打つものがある。これは前世も今生も平凡な男の物語、だけど彼の平凡こそが天才の少女を支える鍵となり、2人を結び付ける依代となった。転生しても変わらない自分、だけどそんな自分が誰かを救う鍵となる。二周目の世界、そんな世界で見つけたのは何よりも温かな場所と大切な人達。例え特別な事が無くても、何も自分が変わらないとしても、世界はこんなにも温かい。彼の人生の続きの行先とは。 次巻も須らく期待である。2017/12/06
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