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内容説明
異世界の穏やかな午後。踏鞴家給地での日々を重ねる康太を訪ね、懐かしい客がやって来た。超先進国へカトンケイルの貿易商人ミリシア・ネイデル、超鞴家給地にやって来て数十分の康太にクレーム対応を迫った女性である。彼女に連れられて来たのは、『ピーダーとネイデル、クエリアの会社』の代表人を名乗る少女、ピスフィ・ピーダー嬢だった。商売のためこの地にやって来たのだと語るピスフィとミリシアは、榛美の家に転がり込んだ。ややこしいことになりそうだと予感する康太だが、案の定、ピスフィはたちまち踏鞴家給地のひとびとに疎んじられてしまうのだった。
著者等紹介
中野在太[ナカノアルタ]
『康太の異世界ごはん』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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スズ
30
ヘカトンケイルの貿易商人ミリシアが再び給地を訪れ、突然の再会に驚く康太達。彼女と共にやって来たピスフィと名乗る商人の少女の語る寂れた給地を商売によって繁栄させる壮大な計画に息を飲む康太達だが、康太の料理を食べた者達が風土病に感染してしまい……。和風テイストな異世界なので日本&中華風な調味料を調達する過程と、それらを使って和洋中の料理を巧みに調理する康太が良い感じです。エルフの養蜂園探しでのミツバチの習性を利用した蜂蜜作りや、互いに意地を張りながらも遂に結ばれた悠太と鷹根の幼馴染夫婦も中々面白く読めました。2019/06/20
瀧ながれ
21
仲間内で「おいしい」を楽しんでいた康太が、その料理で世界を変えてしまいそうな予感の巻。成長も情報伝達も止められないので、変化はしかなたいのですな。ならば「最後はおいしい」な変化であってほしいです。蜂蜜の事件には驚きました。赤ちゃんに与えてはいけないというのは知ってましたけど、花の種類によっては飲食してはいけない蜜になるとは。すごいな康太さんの知識、掘るとどんどん出てくる。料理について考えてる康太さんを「だめな顔」って言ったり、おいしいものを「これはよくない!」って言ったり、誉め言葉が絶妙で楽しいですな。2017/11/06
スカーレット
3
1巻のミリシアさんが上司のピスフィ嬢を連れて再登場。足高さん家の出産や鷹根ちゃん家のはちみつ取り。鷹根ちゃんが悠太くんをかつぐの?悠太くんが鷹根ちゃんをではなく・・・?2017/12/02
びゃく
1
図書館2018/12/28
kei-o
0
なんとなくこいつがラスボスじゃね?みたいのが出てきた 後は相変わらず雑学が凄い2017/11/18