内容説明
くまのおかあさんはね、こぐまがひとりだちするとき、きいちごのしげみにつれていくんだ。そしてこぐまがたべているあいだに、そっといなくなるのさ。おとなと読むなら2才から、ひとりで読むなら6才から。
著者等紹介
前田まゆみ[マエダマユミ]
大学で英文学を学びながら、洋画家の杉浦祐二氏に師事。1994年頃から、作家活動を始める。植物、動物を中心とした自然科学系の絵本をおもに手がける。自身の描く植物画の世界感を、ファブリックや雑貨などでも表現している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
76
82/100点 初めての作家さんの絵本です。くまの親子の子育てと子別れまでを描いた作品。母ぐまの子ぐまたちへの愛情が伝わってくる素敵なお話で、読んでいて温かく優しい気持ちになれました。くまの親子の表情や森の様子が、可愛く綺麗に描かれていて、絵を眺めているだけでも癒されました。2018/03/16
yomineko@怪我しちゃった
61
くまのこポーロはお母さんが大好き。だけどカラスから「キイチゴを摘みに行ったらそこでお母さんとはお別れだよ」と言われてしまう😢😢😢運命のキイチゴ摘みの日、ポーロは大泣き・・・でもお母さんは優しく宥めてくれる。でもいつかはお別れしないといけない。動物の親子の厳しさを描いた作品です🐻🐻🐻2023/06/24
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
46
くまのこポーロとプリンが可愛くてたまらない♥お母さんは優しくて穏やかで温かくて、ホッとする♪絵のタッチや色合いがとっても好み☆素敵な絵本に出逢えて良かった!ポーロとプリンが自分の居場所を自分で見つけるシーンとお母さんが2頭をそっと見守るシーンがお気に入り♥2018/04/22
k sato
22
読友さん推薦!自然界の厳しさを描いた絵本。人間も含め、生きものは親に育てられ、いつか自立しなければいけません。この絵本では、くまの母子にスポットをあて、来たるその時にお互いがどう対峙したのかを描いています。母ぐまって、冬ごもりの間に出産して育児するのですね。子育ては母ぐまのみ。そしてある日、子ぐまが単独で生きていけると判断したら、母ぐまは前触れなく子ぐまの前から姿を消してしまう・・・(;´Д`) 人間も本来はそのような暮らしをしていたのかもしれません。家族や社会を形成するようになって変化したのでしょうね。2023/07/11
anne@灯れ松明の火
22
隣市で。読友さんご紹介で、表紙がかわいくて、気になっていた。偶然出会えて、ラッキー♪ 前田さん初読み。絵のかわいらしさは思っていた通りだが、おはなしは想像していたものと違い、しょっぱなからドキドキし、ラストはジーーン。「いちご落とし」「いちご放し」という東北の猟師さんに伝わる伝承をもとにできた話だそうだ。くまの親子の子離れ、親離れが温かく描かれている。お母さんぐまも素敵だし、巣立つこぐまたちもカッコいい。くまの子育てにはお父さんは出番がないらしい(苦笑) こういう感動を味わえないって、かわいそう。 2018/08/17
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