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内容説明
ひのきの棒。それは最低最弱な武器の固有名詞である。この物語はそんなひのきの棒をこよなく愛し、これが史上最強の武器であると豪語する武器商人と、彼のもとに集まる迷える冒険者達の愛と感動の秘話である。武器商人の名は伊藤。彼はほんの些細な仕草から相手の本質を見抜く目を持っている。話は一流の戦士を目指す赤毛の少女の視点から始まる。彼女の名はヴァルナ。片田舎の農村で生まれ育った少女ヴァルナは、立派な戦士になることを夢見て、世界最大の交易都市アイゼンハードに旅立つ。だが、少女は夢破れ、路上生活を強いられるほどに落ちぶれてしまう。行き場を失ったヴァルナが向かった先は、伊藤の武器屋だった―。
著者等紹介
弘松涼[ヒロマツリョウ]
『スタイリッシュ武器屋』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
29
ひのきの棒しか売っていないスタイリッシュな武器屋。そんな武器屋の店主と常連冒険者達の物語。タイトルのインパクトに釣られて買ったのは良いんですが、肝心のストーリーの方がインパクト不足で残念。様々な視点から冒険者達を強くしていく伊藤さんはスゴいと思うけど、他の方が感想に書いているようにひのきの棒をひたすら推していく必要性をあんま感じなかったのよね。あと伊藤さん見てると某〇〇さんを彷彿とさせるわ(笑)ものすごい中途半端なところで終わったし、このストレスを何とかするためにも次巻は爽快感ある展開をお願いしたい。2017/07/01
真白優樹
11
夢破れた冒険者の少女が、ひのきの棒が最強と豪語する風変りな青年に出会い、始まる物語。―――最弱の武器で、最強を打ち倒せ。取りあえず某坂本そっくりというツッコミは御意見無用である。彼なら確かにやれそうだが。それはともかく、武器縛りで知恵と知能を鍛え上げ強敵に打ち勝つといった感じのこの物語は、様々な少女達の視点から、風変りな彼の導きにより強くなっていく物語である。何気ない事から真実を導き、眼鏡に叶った人物を鍛え上げていく。そんな青年、伊藤の武器屋経営は果たしてどうなっていくのか。 次巻も楽しみである。2017/06/04
ホシナーたかはし
9
タイトルに惹かれて購入、10点満点中の6。檜の棒を応用した戦い方は、DQよりモンハンやTTRPGの罠スキルに近いです。可も不可もない、しかも変なところで次回へ。久しぶりに次回買うか迷う作品。2017/06/03
nawade
7
★★☆☆☆ ひのきの棒を史上最強の武器だと豪語する武器商人と彼の店を訪れた冒険者の物語だが、あまり、ひのきの棒の凄さが伝わってこなかった。他の武器でも代替可能じゃない?いや、連結とかできないけど。えっ、ここで続くの、コレ?変なところで切るなぁ。2017/06/16
niz001
6
パロディ元の原作もアニメも終わってしばらく経った今現在、なぜ出すのか?と思いつつ読み始めたけど意外に楽しめた。スタイリッシュ&クーレストな『彼』ならひのきの棒しか売ってないこんな武器屋をやっていても不思議ではない、という気分にw。ストレスの溜まる所で次巻へ続く。2017/05/31