出版社内容情報
検診でがんと宣告。その半分は「ニセがん」。アメリカではニセがんをIDLEと呼ぶ。過剰診断がもたらす日本のがん患者の悲劇
木川芳春[キカワヨシハル]
内容説明
アメリカでは「ニセがん」をIDLE(Indolent Lesions of Epithelial origin)と呼ぶ。「ニセがん」を公開しない日本のがん医療、「過剰診断」がもたらす、がん患者の悲劇。がん治療・自由選択のすすめ。
目次
第1章 がんの真実を探る研究はある患者さんの祖母の一言から始まった
第2章 がんセンター公開の統計から「ニセがん=IDLE(アイドル)」の存在がわかった
第3章 アメリカの統計との比較でさらにはっきりした「ニセがん=IDLE」
第4章 「ニセがん=IDLE」の典型例が子宮頚ガン。日本のがん医療の問題点がここに詰まっている
第5章 なぜ「ニセがん=IアイドルDLE」や過剰診断が…。「本物がん」との違いはどこにあるのか
第6章 そもそも、がんの正体は何なのか。実はがんは人類の進化の代償そのもの
第7章 本物のがんを放置したら…治療を受けた人と共生した人との比較
第8章 医師の私ががん宣告されたら…。がん宣告されても私は治療を受けません
第9章 結核の標準治療がもたらした「医原病」。同じことが、がん治療でも起こっている
第10章 「がん撲滅医療」から「がん治療・自由選択の医療」へ。これこそ人生の質を求める国民の権利
著者等紹介
木川芳春[キカワヨシハル]
1951年、徳島県生まれ。1977年、京都大学医学部卒業。福井赤十字病院小児科勤務後、福井医科大学(現福井大学医学部)小児科常勤講師を経て、現在、キンダークリニックきかわ小児科開設。京都大学医学博士。京都大学医学部医化学研修員(1982~1983年)。海外研修にて米国シカゴ・イリノイ州立大学生化学教室訪問研究員。旧文部省より公費留学にてドイツ・ミュンヘン小児病院で共同研究。生化学、小児白血病、小児遺伝学、小児アレルギー分野にて筆頭著者として英文原著論文を米国専門医学・学会雑誌等に掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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