がんの半分はニセがん(IDLE)。だから医師の私はがん治療は受けない

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784074188345
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0047

出版社内容情報

検診でがんと宣告。その半分は「ニセがん」。アメリカではニセがんをIDLEと呼ぶ。過剰診断がもたらす日本のがん患者の悲劇

木川芳春[キカワヨシハル]

内容説明

アメリカでは「ニセがん」をIDLE(Indolent Lesions of Epithelial origin)と呼ぶ。「ニセがん」を公開しない日本のがん医療、「過剰診断」がもたらす、がん患者の悲劇。がん治療・自由選択のすすめ。

目次

第1章 がんの真実を探る研究はある患者さんの祖母の一言から始まった
第2章 がんセンター公開の統計から「ニセがん=IDLE(アイドル)」の存在がわかった
第3章 アメリカの統計との比較でさらにはっきりした「ニセがん=IDLE」
第4章 「ニセがん=IDLE」の典型例が子宮頚ガン。日本のがん医療の問題点がここに詰まっている
第5章 なぜ「ニセがん=IアイドルDLE」や過剰診断が…。「本物がん」との違いはどこにあるのか
第6章 そもそも、がんの正体は何なのか。実はがんは人類の進化の代償そのもの
第7章 本物のがんを放置したら…治療を受けた人と共生した人との比較
第8章 医師の私ががん宣告されたら…。がん宣告されても私は治療を受けません
第9章 結核の標準治療がもたらした「医原病」。同じことが、がん治療でも起こっている
第10章 「がん撲滅医療」から「がん治療・自由選択の医療」へ。これこそ人生の質を求める国民の権利

著者等紹介

木川芳春[キカワヨシハル]
1951年、徳島県生まれ。1977年、京都大学医学部卒業。福井赤十字病院小児科勤務後、福井医科大学(現福井大学医学部)小児科常勤講師を経て、現在、キンダークリニックきかわ小児科開設。京都大学医学博士。京都大学医学部医化学研修員(1982~1983年)。海外研修にて米国シカゴ・イリノイ州立大学生化学教室訪問研究員。旧文部省より公費留学にてドイツ・ミュンヘン小児病院で共同研究。生化学、小児白血病、小児遺伝学、小児アレルギー分野にて筆頭著者として英文原著論文を米国専門医学・学会雑誌等に掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

2
がんで亡くなる人の割合は低下傾向にあったとしても、亡くなる人の実数が変わらないとすればほんとうに意味があるのかは問い直してみる必要がある。技術の発達によりがんが早期に見つけられたとしてもそれが意味のないものである可能性が否定できない。見つけることは目的ではなくて、その結果として亡くなる人が少なくなって初めて意味があったといえる。2017/03/06

ペカソ・チャルマンチャイ

1
普通タイトルを決めるときは、シンプルでキャッチーなものを目指しがちだが、これは真逆なのがいいね。著者の意見には大賛成。こういった声をあげる医師が増えてきているようで嬉しいが、まだまだ少数派。ムーブメントになることを期待します。何十年後かに「かつてこんないい加減な医療行為が行われていたのか!」と言われる日が来ると信じている。2019/08/16

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