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出版社内容情報
大評判につき2巻も刊行決定!! 中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が今度は外廷で起こる難事件に挑んでいく。
内容説明
後宮女官を解雇された猫猫は、花街に戻ってきた。しかし、すぐに超美形の宦官・壬氏のお付として、外廷に出仕することになる。壬氏への嫉妬から他の官女たちにからまれ、倉庫の小火、官僚の食中毒、腕利き職人が残した不思議な遺言の調査など奇妙な事故や事件が多発する。いろいろな事件が重なりあう中、それらはある一つのことに収束することを猫猫は知る。そこにはある人物の思惑があった。そしてそんな中、壬氏に付きまとう武官・羅漢が現れる。変人として有名なこの男は、何かにつけて壬氏に問題を持ってくるようになる。羅漢の本当の狙いとは一体?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
311
表紙の青い花と表情はそう云うことか。猫猫の出生の話は中々にハードだった。しかも指を・・ 最後の頭突きは笑った。 あれだけ勿体つけて言うことかよw2019/06/30
はにこ
197
この世界観が好き。壬氏専属の下女として働くことになった猫猫。偶然と思われていた事件を解き明かしていく。そういや結局犯人捕まったんだっけな?政治力が絡むドロドロがまだまだ出てきそうね。猫猫の出生が明らかに。ドラマチックな結末に満足。2021/04/12
だりあん
112
猫猫と壬氏さまの会話がかみあわなくて、壬氏さまのヤキモチにどんどん燃料投下してるwww羅漢パパ…一途な人だった…。…そこで頭突きかよっ‼️2018/06/27
ひぃす
102
Web版未読。中華風世界を舞台にしたラノベ。ノリとしては女性向けに近いかな。1巻に比べて、文体がかなり整理されて読みやすくなった。また、1巻は連続掌編というテイストだったのが、今巻では完全に長編の書き方になりましたね。必要な舞台説明などは終わったということなのかな。今巻のメインは猫猫の出生というか、周りの人々の種明かし。想像以上に凝っていて、感心しつつちょっとほろり。壬氏についても、強めの示唆がされたので、正体と事情は概ね想像はついたけど、さて合ってるかどうか、答え合わせを楽しみにしよう。2023/03/24
まりも
100
後宮を解雇された猫猫だったが、今度は美形宦官壬氏の下で働くことになる…な話。謎解きも面白いけど、それ以上に猫猫を気にする壬氏の空回りっぷりが微笑ましくて和みますね。年相応の姿を見せる壬氏はとても可愛らしいな(笑) 猫猫の家族関係とや花街の事情についても明かされたりと読み応えたっぷりな1冊だったと思います。見事な肩透かしを食らった壬氏が見せた最後の頭突きは思わず吹いてしまいましたw 猫猫のブレなさは流石ですが、壬氏の想いも報われて欲しいところです。何にせよ次巻も楽しみ。2015/07/07