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内容説明
とにかく、細かいことはさておき悪魔が丁稚に来るのである。ドラゴンとナマズを足したような姿をしたズドムはニンの国に住む悪魔だが、ある日突然人間世界で丁稚奉公してこいと命じられる。見ためはすごいズドムだが、実はインテリで、素直な性格の持ち主である。魔法使いマルヂビスに、留守中入ってくる者は誰であっても喰い殺せといわれれば、そのとおり実行する。たとえそれがマルヂビスのたった一人の弟子であっても。間抜けな悪魔ズドムが引き起こす冒険ドタバタファンタジー。田中哲弥がのびのび楽しく訳した結果こんなになってしまいました。いいのかこれで本当に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
亮人
3
          
            ディ・キャンプのファンタジー小説を田中哲弥が自由に翻訳した、いわゆる超訳というやつ。地の文で、キャラクタの会話にツッコミしたり、思いっきり日本の話での例えがはじまったり、自由すぎる。これ、どこまでが原書にある描写なんだ?よくこんな本が電撃文庫から出たもんだ!ということで下巻に急ぎます。2021/07/02
          
        faux-stendhalien
0
          
            77点。小説家でもある訳者・田中哲弥が、どこまで意識してか知らないが、翻訳という作業に一石を投じた歴史的な一作である。何せその翻訳姿勢は、人間界に召喚され働かされる主人公の悪魔ズドムが、慣れない人間語の本を読む際の「どうしてもわからないところは、適当に想像する。辞書を引くのがだんだんと面倒になったりもするので、そういうときも適当に想像する。外国語で書かれた本なんてそんなもんでいいのだ」という一節そのまんまで、まさに「超訳」。地の文で作品の世界観にツッコミを入れたりと、そのやりたい放題さに賛辞を送りたい。2012/03/10
          
        とも
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            笑った
          
        Pantsel
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            再読2012/04/22
          
        冬至楼均
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            超訳だ、と言い切れないところが。2012/01/20
          
        

 
              

