出版社内容情報
キャラクター小説×YA小説の王道をいく、少年の自分探しの旅と家族再生を描いた心温まる物語。ある夏の日、高校2年生の賢介は
内容説明
「一緒にバンド組んでみない?」無気力な毎日を送る高校2年生の賢介に、クラスメートの陽一が声をかけた。賢介にできる楽器といえば、亡き母親も弾いていた、津軽三味線―。そんな折、母親の描いた絵があると知った賢介は、探しにいこうとひとり家をでる。そこで彼を待っていたのは…。時空を超えた母親探しの、そして自分探しの旅が始まる。思春期の少年の、心の葛藤と成長を瑞々しく描いた、タイムスリップ青春奇譚。
著者等紹介
白井かなこ[シライカナコ]
2005年、講談社F文庫より『真夏の風船』でデビュー。偶数月に一度、ジャズバーにて、書き下ろし小説の朗読×ミュージシャンとのコラボライブを開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凍矢
8
少年が体験した貴重な夏の話でした。自分は、父親に嫌われているのではないか、亡くなった母親はどんな人だったのか。心情的に、負の部分が強い作品ですね。まー、結局は、過去に飛んで、母親の若い頃と出会ったのは、面白さがありました。2014/10/02
misaki
5
この作品の作者、表紙絵の作家、ともに知人であり、尊敬するお二人の初コラボ作品。楽しく読ませていただこうと、旅先での読書。シチュエーションがそうさせたのか、作者がそうさせたのか。心にグッとくる作品でした。何度も読み返したい作品です。2014/09/14
ゆう
4
全く内容を知らずに読んだので、そうゆう展開が来るのか、とあちこちで驚かされました。切なくて悲しくて、でもとても綺麗な…心洗われるような作品です。2014/11/11
Shintaro
3
初白井、ジャケ借りです。賢介は父と二人暮らしの高校生。母は賢介を産んだ直後に亡くなっている。賢介は母の死と自分の存在にコンプレックスを持っている。そんなある日、祖母から、母の卒業制作の油絵が岡山にあるらしいことを知る。賢介の自分(と母親)探しの旅が始まった...。これってまさに「ラノベ」だよね。だとすると、ビブリアはラノベ超えてるよ...。やっぱり。2015/03/06
みく.i
2
タイムスリップ楽しそう...2015/03/09