内容説明
生命とは何やねん、今ここにあることや。90歳、古書店「青空書房」店主が綴る、いとしきものへの生命のメッセージ。
目次
第1章 本への愛とともに歩んできた人生(戦後の闇市で始めた古本屋。もう67年になりました。;定休日に貼り出すポスターがいつの間にやら評判に。 ほか)
第2章 ポスターに込めた心のメッセージ(両親が駆け落ちして所帯を持ったこの家で、90年間暮らしてます。;私の読書好きと絵の才能は、父が育ててくれた、と思うてます。 ほか)
第3章 妻に宛て、書き続けた家庭内通信(清潔で潔癖で穀然とした、私にはもったいない女房でした。;女房のやきもちから始まった、一方通行の私の手紙。 ほか)
第4章 病に倒れた妻へ綴る愛の手紙(入院した妻へ、せっせと送った絵手紙。そばにいられない、つらく悲しい日々。;突然、「病院に来て」とわがままを言うことさえ愛しくて。 ほか)
第5章 亡き妻に守られながら生かされて(ひとり暮らしは気楽ですよ。ときどき孤独地獄に陥りますけど。;今でも店に出るのが楽しみで。仕事でなく、遊んでるようなもんです。 ほか)
著者等紹介
さかもとけんいち[サカモトケンイチ]
大正12年(1923年)4月30日、大阪市北区生まれ。昭和18年(1943年)、近畿大学専門学校法学部入学。同年、学徒動員で大阪22部隊歩兵通信中隊に入営。昭和20年(1945年)、茨城県鉾田より復員。昭和21年(1946年)、大阪焼跡闇市に「青空書房」創業。昭和22年(1947年)、北区黒崎町に開店。昭和25年(1950年)、和美さんと結婚。現在も同店の現役店主。大阪古書業界の古老であり、有名作家とも交流がある。定休日に貼り出す手描きのポスターや妻に宛てた手紙の、味わい深い文章とイラストがテレビ・新聞に取り上げられ、大評判に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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いつでも母さん
Kei
やどかり
入院中の雨巫女。
梅ちゃん