内容説明
アンソニー・ホプキンズ、キアヌ・リーブス、オーランド・ブルーム、彼らもディスレクシアだった!建築家として自分の道を切り開いた28歳・学習障害青年の記録。
目次
1 幼少期「BORN TO RUN」
2 小学校時代「WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS」
3 中学校時代「TANGLE UP IN BLUE」
4 語学学校「EXILE ON MAIN ST」
5 高校時代「TWIST AND SHOUT」
6 大学時代「WORLD’S END SUPERNOVA」
7 就職、そして現在「HAPPINESS IS A WARM GUN」
著者等紹介
藤堂高直[トウドウタカナオ]
1983年、東京生まれ。中高一貫の全寮制中学に入学するが、高校からイギリスに留学。現地の語学学校時代にディスレクシアと診断される。ケンブリッジ・アート・アンド・サイエンシズ(高校)を経て、世界最古の建築専門大学AAスクールで学び、卒業後は建築家としてのキャリアを積み重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Noriko
13
ディスレクシアという言葉を少し前に知って、もう少し詳しくなれるかなと思い手に取った。簡単な文字の読み書きさえ、いつまで経っても身に付かず苦労する子、「出来なくて困ってるのに何で復習しないんだろう」とこちらが感じてしまうのを、「ディスレクシアかもしれない」と思うことでもどかしさやイライラを逃がす道が見つかったように思う。認知度が低く、本人のせいにされてしまうことが多いのはとても息苦しい。日本では12人に1人の割合でいるかもしれないということで、筆者が言うように身近な個性だというのが印象深かった。2021/10/19
ぽけっとももんが
4
「模倣犯」に出てきた高井和明がディスレクシアだった。彼は真面目で努力家なのに、頭が悪いと誤解され馬鹿にされ、結局悲劇に巻き込まれたのだけれども。さて、実際ディスレクシアのひとは10人に一人、とこの本にはある。程度問題はあれども人の脳はそれぞれで、テストなどではその人の才能を計りきれないということだ。自分基準でしか見られないことなので本当に理解するのは難しくとも、そういう人もいる、それも多分想像よりずっと多く、ということを知る人が増えることが、今より住みやすい社会を作るのだろうと思う。2016/12/31
shiori
2
私と同じ歳の建築家。学生の時の授業で彼が出ている番組を見てから気になっていたので読んでみました。多様性を認め合う環境であれば特別な支援がなくても本人は生きやすいのだなと実感。あくまでも個人の感想として受け止めたほうがいいかなという部分も多かったですが、興味深かったです。2012/01/09
mita
1
10人に1人2015/07/05
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