内容説明
薬を使わずに、うつ、不安、ストレスなどの心の病気やトラブルを改善する、メンタルケアの本。考え方、行動習慣、生活リズムなどを変えることで、心の状態を根本的に改善する方法をアドバイス。
目次
第1章 心の病気の種類と治療法(定型うつ病;非定型うつ病 ほか)
第2章 心の病気に用いられる主な精神療法(精神療法―再発予防の効果が大きい;認知行動療法―非定型うつ病をはじめ、多くの心の病気に効果が認められる ほか)
第3章 家庭でできるメンタルケア(生活リズムをととのえる―心身の健康の基礎となる;運動―薬と同じ程度の効果が期待できる ほか)
第4章 患者を支える家族・学校・職場(家族の対応;学校での対応 ほか)
著者等紹介
貝谷久宣[カイヤヒサノブ]
1943年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒。マックス・プランク精神医学研究所(ミュンヘン)留学。岐阜大学医学部助教授、自衛隊中央病院神経科部長をへて、現在、医療法人和楽会なごやメンタルクリニック理事長、心療内科・神経科赤坂クリニック理事長、横浜クリニック理事長、パニック障害研究センター所長。2009年、第1回日本不安障害学会会長。日本におけるパニック障害や社交不安障害に関する治療・研究のパイオニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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亀千代1975
2
とても参考になりました。精神疾患は、日々の生活で「いかに自分で病気をコントロールできるか」という点が重要です。以前の失敗、スパルタ式のデイケア(行動療法)で、よくうつ状態がさらに悪化したという経験があります。病気に関して主治医との考え方が多く違っていたことが原因。その経験を通じて、本書を手に取りました。①薬物治療・②カウンセリング(認知療法)・③行動療法など「専門的な医療」と、日常生活で自分が自分のために出来る工夫との「バランス」が大切です。病気といかにつきあって、幸せに生きるかを考える一冊です。2016/12/21
月見里
1
エルソーラで借りたんだけど、昔図書館で読んだかも?とか。2012/06/08