ぼくたちの春と夏と秋と冬

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 20X22cm
  • 商品コード 9784072761403
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

風と競争して、虫とケンカし、雨と遊び、木に挑みかかる。世界を丸ごと楽しんだ少年のころ―くだらないことが大冒険だったあのころ。春も夏も秋も冬も、ぼくたちはおもいっきり走って、とんで、笑って、泣いて、ぼんやりした。

著者等紹介

レイノルズ,ピーター[レイノルズ,ピーター][Reynolds,Peter H.]
絵本作家、イラストレーター。米国マサチューセッツ州在住

ラッチカ,ボブ[ラッチカ,ボブ][Raczka,Bob]
児童書作家。イリノイ大学でグラフィック・アートを専攻、卒業後は広告業界に勤めるが、長男が生まれてから、絵本・児童書を手がけるようになる。俳句に惚れこみ、“GUYKU”(原題。男子のための俳句という意味)で、自分が少年時代に自然の中で体験したことを俳句の形で書いた

ほむらひろし[ホムラヒロシ]
歌人。1990年、歌集『シンジケート』(沖積舎)でデビュー。2008年『短歌の友人』(河出書房新社)で、伊藤整文学賞を受賞。エッセイ、短歌評論、絵本翻訳などでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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東谷くまみ

44
小さい頃は誰だってこんなふうに風や虫や夜空、石ころとだって友達だったよね。作者の後書き“ささやかなことを味わい楽しめる人生を”が良いな。子供の頃に感じたきらきらワクワクが、ほむほむの心地よいリズム感と、切なさを微妙に含んだ語感で蘇る。小学生の頃、吸い吸い歩いた甘くて香り高いツツジの蜜。石ころを蹴りながら帰る道のすごく短いこと。山ぶどうをつぶした紫。スカートのポケットいっぱいに集めたオシロイバナの花の種。あぁ懐かしいな。心も体も大人になってしまったけど、あの頃のように真っ白な気持でまた友達になれるかな😊2021/04/06

♪みどりpiyopiyo♪

43
しんぴんの 凧が ぐんぐん、はるかぜと つなひきをする、うう、まけそうだ ■少年の春夏秋冬を英語版のHAIKU形式で描いた絵本を読みました。日本語訳は、穂村弘さんが短歌形式にしています。■春も夏も秋も冬も、ぼくたちはおもいっきり走って、とんで、笑って、泣いて、ぼんやりした。 うんうん、こんな感じ 覚えがあるよね。むかし子どもだった人にも、今 子どもの人にも、幸せな時間を追体験させてくれるご本でした ( ' ᵕ ' ) (2010年)2019/03/20

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

36
ささやかなことを味わい楽しめる人生を―――。作者が自分の息子たちに宛てたメッセージが巻末に記されています。世界を丸ごと楽しむために走って、とんで、笑って、泣いて、ぼんやりする(←大切)。春の予感にワクワクする。大好きな夏を謳歌し、秋の気配に寂しくなるけど季節なりの楽しみを探す。吐く息の白さに感じる冬。あれれ、せっかく作った雪だるまに元気がない。それは、もうすぐ春がくるから。米国生まれのボブ・ラッチカ氏は日本の俳句表現に傾倒し、原書は5・7・5のHAIKU形式で書かれたそうです。そちらもぜひ読んでみたいな。2014/05/30

たーちゃん

32
春夏秋冬、季節が巡ることって幸せなことだなと感じました。これからは息子の大好きな虫採りが出来る季節がやってきます。2021/07/05

ヒラP@ehon.gohon

24
ピーター・レイノルズの絵にはいつも癒やされます。四季折々の断片を描いた絵本で、ちょっと自分の四季のピースとは合わないシーンもあったのですが、人それぞれの四季、場所場所の四季ということなのでしょう。 メッセージ性のない作品なので、のんびりと眺めます。2023/06/03

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