内容説明
ちいさいころからの夢だった冒険の旅に、ローズはとうとうのりだした。たったひとり、風のむくまま、気のむくまま。そうしてあるとき、町にたどりついた。コンクリートだらけの、人がせわしくいきかう大きな町。そこでローズがみつけたものは―。
著者等紹介
レイノルズ,ピーター[レイノルズ,ピーター][Reynolds,Peter H.]
絵本作家、イラストレーター。米国マサチューセッツ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rosemary*
42
【児童書・絵本で寄付しましょう♪】 ティーポットに乗って世界を旅するローズ。この先々で沢山の花の種を集め自分の庭を作ろうとしますが、あれれ!鳥さんたちのお腹の中へ…残った種を撒きますが。こども達の優しさが嬉しい。だんだん鮮やかになっていくローズの庭。ラストが温かで美しい2014/06/22
陽子
32
ローズにはひとりで世界中を冒険してまわる夢があり、あるひ特別なティーポットに乗って旅に出る。色々な国の色々な場所で花の種を集めて庭を作ろうとするが、鳥たちに種を食べられてしまう。わずかに残った種を、コンクリートだらけの街の一角の土に蒔いて、ずっと芽が出るのを待ち続ける。健気なローズの姿に子どもたちから励ましが届く。モノクロの絵本がだんだん色づき始めるのがいい。信じて努力を続けると、応援者が現れて、夢が現実になっていく。ひとりの願いが、みんなの幸せに広がっていくところが素敵だと思った。2025/01/19
ヒラP@ehon.gohon
25
ティーポットに乗って旅をするなんて、いろんな花の種を集めてまわるなんて、なんだか不思議で啓示的なお話です。 きっと、自分の居場所さがしの旅だったのですね。単色の絵から、花によって次第に色彩を帯びてくるこの絵本は、さらりと読んでしまうと、あまり心には残らないかも知れません。 紅茶党のレイノルズが取り込んだ、ティーポットの船が象徴的です。 レイノルズは、ひとつの生き方を示して、この絵本を題材として提供しているのでしょうか。 とらえ方は、人それぞれですね。2021/12/02
花林糖
22
(図書館本)大きなティーポットに乗って各地で花の種を集めているローズのお話。素朴だけれどとても素敵な夢がつまった物語でした。ティーポットの家が可愛らしい。2020/10/18
anne@灯れ松明の火
16
『っぽい』『てん』が良かったピーター・レイノルズ。この『ローズのにわ』も読後感爽やかな作品だった。ティーポットの船に乗って、旅をするローズ。そして、たどり着いたところで、このティーポットは別のものになる♪ 途中、「こうなるのかな?」と予想した部分がいい意味で裏切られ、その後、きちんと予想通りになって締めくくられた。人の心の温かさと庭の美しさの両方に癒された♪2011/09/15
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